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お腹が治れば、普通の人

仕事に行っているフリースクールで、生徒さんの一人に「進学のことで相談があるんです」と頼まれて、お話をしました。

以前もブログに書いたことがあったのですが、どうも「小麦粉アレルギー」が疑われる男の子でした。
「でした。」というのは、お話をしてみたら、「もう腹痛が無くなったんです」ということが分かったからです。

彼の話から経緯をまとめてみますね。

高校2年生の頃から原因不明の腹痛に悩まされるようになる。
特に通学の電車の中で痛くなり、トイレに行かねばならなくなる。そのため通学が出来なくなる。
病院で「過敏性腸症候群」と診断される。
3年生の時はギリギリの出席日数でなんとか卒業するが、進学は止めて紹介されて上田に来る。

昨年の4月より寮に入って学園に通うようになる。だんだん体調が良くなって週2回くらいアルバイトをするようになる。
夏休みに実家に帰ると、腹痛が再発する。
上田に戻ると元気になって、寮の当番、学園の行事、アルバイトを普通にこなす。
11月に「上田は寒いから家に帰る」と言って実家に戻る。その時、本人とお母さんと私で話をする。
「遅延型アレルギー」というものがあること。「大好きでよく食べる物があやしい」こと。
上田では食べないけれど、実家に帰ると食べる物がないかどうか。
というお話をしました。本人やお母さんと話をしているうちに「ラーメンがあやしい」ということが出てきた。
お母さんには「できるだけ家の食事をご飯にしてください。」ということをお願いしました。サムガクの寮ではお米が豊富に貰えるという理由で、3度の食事のほとんどをご飯にしているのです。

11月~3月まで実家にいてアルバイトをしていたが、体調はいまいち。精神的にも宙ぶらりんな感じで、やはりサムガクに戻って自分に向き合おうと決心して、4月から再び上田に戻ってくる。
以前と同じように、上田で学園とアルバイトを両立させてきた。
夏休み、実家に帰って「お腹の痛みがない」「全然お腹のことを意識せずに、どこへでも行ける」ことに気付いた。

なので、「これなら大学に進学してもやっていけると思う」という気持ちが芽生えて、「こういう仕事に就きたい」という目標も出来たそう。
それで推薦入試の話とか書類の整え方などを知りたい、という相談だったのです。

「何が良かったのかなあ?」と聞いてみたら、「上田の人はみんな優しい。失敗しても待っててくれる。だから安心して失敗できる」と彼は言います。
「食事は?」「うーん、食事はあんまり気にしてないですね。」

ということで、私の我田引水とはなりませんでしたが、ともかく良かった!!
以前も書いたと思うのですが、彼は本当に「普通の男の子」です。
ちょっとデリケートで、心のやさしい子です。
「お腹が治れば普通の人」

どうかどうか、入試がうまくいきますように!
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Tくんの不思議な症状

今日はT君のとても不思議な症状についてお話しましょう。

T君は元気で明るくて、いい加減で面白くて・・つまり普通のどこにでもいる18歳の男の子です。

私はT君がなぜはるばる上田まで来て、寮生活をしながら学園に通っているのかよく分かりませんでした。

彼は学校が終わった後はコンビニでアルバイトをして、夜遅く寮に帰って来ます。取り置きの夕食を食べて就寝。
次の日はちゃんと7時に起きて、朝食当番をこなします。夕食当番ができないからです。
そして、普通に学園に行って授業を受けます。

たまに「お腹が痛い」と言うくらいで、特に問題なく日々を過ごしています。

ところが夏休みに実家に帰ったら、「お腹が痛い」と言い出して、トイレに籠りきりだったそうです。

実はこのお腹のコンディションの悪さと、精神的な不安定さが、家を離れてここに来た原因だったそうです。

昨日、前から聞きたかったことをT君に尋ねてみました。

「ここでは食べなくて、実家に帰るとよく食べるもの、ある?」


返事はすぐに帰ってきました。

「ありますね。ラーメンです。」

ほお、ラーメンですか。

「ここではラーメンは食べないんだね?」
「ええ、三食寮で食べるから、まず食べないですね。」

「もしかしたらT君、ラーメンに反応してお腹が痛くなってたのかもしれないよ。」

「ええっ、マジですか。ぼくラーメン大好きなんですよ。食べられなくなったらどうしよう・・・。」

「大好きで止められないものがアレルギーの原因になるんだなあ・・・。」

「そんなあ・・・。」

という会話をしました。

T君には「ラーメン止めろとは言わないけど、食べた後どうなるか観察してみて。」と言っておきました。

ただ、私も何人もの人に食事指導をしてきたので、このまま放っておけば、「まっ、いいか」になって、体調不良のままで生きて行くことになるのは分かっています。

好きなものを止めるということは、相当な理由や覚悟が要るのです。

まずは実家のお母さんにお話して理解してもらわなくてはなりません。

その上で、遅延型食物アレルギーの検査をして、治療をしてくれる病院を紹介するつもりです。

お医者さんで検査をして「こういう理由で不調になっているんですよ。」と説明を受けること。
腸の状態を良くする治療を受ければ、ラーメンを食べても大丈夫になること。

これを分かってもらわないといけませんね。

少し食べただけでも・・やばい?

先日、相談を受けていたときに、「子どもが朝起きたら、ニキビがいっぱいできているって大騒ぎをしたんです。」
「前日に学校で友人にクッキーをもらって食べたらしいんですが、関係あるのかしら?」
という話題が出ました。

クッキー1枚やそこらで・・とその時は思ったんです。

しばらくして、9月11日に講演会を開く会場へ打ち合わせにいきました。

そこのスタッフの方が、以前「グルテンフリーの本を読んでみたい」と言われたので、『ジョコビッチの生まれ変わる食事』を貸したんです。
打ち合わせをしている時にその話になって、「小麦を止めたら午後1時ごろの腹痛が無くなったんです。」と驚きの顔で教えてくれました。
若いころからずっとそうだったから、何も疑問に思わずに長年我慢していたのが、10日くらいGFをしただけで痛みがなくなったそうで、本人が一番びっくりしておられました。

しかも、先日カレーを作って、子ども用に市販のルーを使ったカレー、大人用に使わないカレー、と作り分けて食べたそうです。
その時に、子どもが残したカレーを片付けるために食べたそうです。
残り物ですから、ほんの少しだったらしいのですが・・・。
「1時間くらいしたら、口内炎がババッと出てきて、びっくりでした(°_°)」

そ、そうなんですね!!私もびっくりでした!!

ということは、相談に来られた方の子どもさんの「ニキビ騒動」もクッキーに入っていた小麦粉のせいかもしれません。

「GF・CFしてみましょう!」なんて人様に勧める私ですが、内心「そんなにたくさんの人が当てはまるものではないだろう」と思っていました。
いや、これは思った以上に「気がつかないでいるけれど、なんとなく不調。」という人がいるのかもしれないと思った出来事でした。

グルテンフリー・カゼインフリーの必要性

毎日暑いですね~。涼しいはずの信州上田も昨日は36℃まで上がりました。(゚д゚)

私は実家に帰ったりしていたので、ブログの更新が途絶えてしまいました・・。
実家は愛知県の海の近くなので、暑さと湿気で苦しかったです。
上田に帰ってきたら、暑いことは暑いけれど、空気が軽い気がしました。
なので、暑いと不平を言わずに過ごしたいです・・。

さて、今回は実際にグルテン・カゼインフリーを実践していらっしゃる方々のブログやHPなどを紹介します。

私のブログの左下にあるバナーから入っていただけますが、「発達障害のセラピストさん」
実はあちらからこちらのブログに来られる方が多いので、今さら説明しなくても・・という感じです。
でも、私のブログからいらした方がいれば、ぜひ訪問してください!
実際に息子さんのADHDの症状がとても軽減したことが詳しく書かれています。
彼女は「ナチュラルクリニック代々木」に通院されて、食事の変更やサプリメントによる栄養摂取を実践されました。

また、三つ目のバナー「Jとみぽっぴのグルテンフリー生活」は、外国にお住まいのみぽっぴさんが、自閉症と診断された息子さんのために、独学で勉強されてグルテンフリーの食事を実践されています。
今では日本にいればいろいろな情報や病院があって、治療のやり方を教えてもらえるし、医療用のサプリメントも手に入れることができますが、それができない中で、ネットを活用してがんばっておられます。

「発達障害の・・・」を運営されている小宮さんのところには、グルテン・カゼインフリーを実践したら、とても良くなったという喜びのメールが届いています。
そうなんです。正しい方法でGF・CFを実践すると、結果が出るのです。
小宮さんの記事の中に「食事の改善がなくては症状の改善は無い」という内容のことが書かれていますが、本当にそうなのです。
ちょとやってみた→多少いいかもしれない気がした→そのうち続かなくなってしまった→もとに戻ってしまった。という方は結構多いのではないでしょうか?
病院へ行ってサプリメントを飲んでいるから大丈夫、という訳にはいかないところが、発達の問題=腸の問題を抱えている子どもさんの難しいところです。
そして、グルテンやカゼインへの過敏さは遺伝的なものが大きいようですので、発達の問題が特にないように見える兄弟でも、何かしら、違う形で出ているように思います。
そして当然、お父さん、お母さんにも何かあるはずなんです。

相談を受けていると「この子だけ食事の変更をすればいいんですね」と言われる方が多くて「他の家族は無理、私も無理」と言われることがよくあります。
それでも先に述べたように、家族全員で変更する方が効果が上がると思います。
いままで、なんとなく不調だったことが改善されることもあります。
小麦製品をしばらく止めてから、また食べると「あれれ?」というような症状が出てびっくりすることもあります。

何より、中途半端にやっていると、食べてはいけない食品がいつも家の中にあって、つい手がでてしまう、ということになりやすいのが心配なのです。
そうしてだらだらとやっているうちに、「だめだな、このやり方はうちの子には効果がないわ。」ということになってしまいます。
それはあまりにも残念なことです。

これはエイブラム・ホッファー先生が言われた言葉ですが、「(病気を治す)魔法の弾丸は存在しない」
この薬を飲めばぱっと良くなって、改善する。そんな訳にはいかないのです。
地道に毎日毎日の食事に気をつける・・・時間はかかりますが、長い目でみると、本人だけでなく家族も健康になっていく。

どうぞ、あきらめずに取り組んでくださいね。そして同じようにがんばっている方々のブログを読んで励ましあってくだされば幸いです。

たった1度のことが大変な結果を・・・

私の相談室に通っておられる方です。
子どもさんの発達の問題で悩んでおられました。
提携している「栄養療法」のクリニックに行って検査をされて、「小麦製品と乳製品を1年間は止めたほうがいいです」と言われたそうです。
麺やパンは子どもさんが大好きなもの。大変困りましたが、食事を変更して、発芽玄米に変えて、肉や魚を増やして・・。
4ヶ月ほど経って、とてもいい調子になってきました。

そんな時に、祖父母も一緒に家族旅行に出かけたそうです。
泊まったホテルで、バイキングの食事があって、みんなでわいわいと楽しく食べたそうです。
その時に、子どもさんがスパゲッティーやピザをパクパク食べているのに気がついたそうです。

みんなで楽しく食べているのに、ダメって言うのもかわいそうな気がして。
まっいいか。久しぶりだし。たまには食べてもいいだろう。

子どもさんは普段がまんしていた反動で、「おもいっきり」食べたようです。
旅行から帰って次の日。
「のどが痛い。風邪を引いたみたいだ。」と言って、学校を休んだそうです。
そして、その後、4ヶ月前の状態に戻ってしまったそうです。
キレたり、暴言もぶりかえしてしまったそうです。

本当にがっかりですね・・。
4ヶ月の努力が、1日にして崩れてしまったのですから・・。

うちの子どもも長い間「糖質制限」をしています。
ご飯は全然食べないわけではなく、玄米などを冷凍しておいて、少量を食べます。
ところが、たまに友人と遊びに行って「パフェを食べよう」なんてことになって、誘惑に負けるわけです。
甘いものは効きますね~。目が回ってまっすぐに歩けなくなるんですって。

悪影響のあるものをしばらく絶つと、再度食べた時の反動はすごいです。
特にグルテンやカゼインを止めて腸の改善をしている途中だと、「ひえー!」ということになってしまうんですね・・。

ここで、「やはり原因はこれだったか」「もう一度がんばってみよう」という客観的な判断は本人には難しいかもしれません。
周りの家族が冷静に判断してほしいものです。
「これを食べたからいけなかったね。もう一度がんばってみようね。」と言えば、「そうか、あの時つい食べてしまったからこうなったんだ。」と気が付けば、本人の自覚が深まると思うのです。
失敗は成功の元。がんばれ、がんばれ!
プロフィール

poco a poco

Author:poco a poco
加賀瀬みどりです。愛知県出身の60歳です。上田に家を建てて20年近く。高校の講師を19年間続けてきました。2015年7月より上田市内で「子育てカウンセリングルーム」を開設しました。自分の家族の体験から栄養の大切さに気づき、「栄養療法」の勉強を続けてきました。この勉強はかれこれ9年になります。今までの考え方を覆すような驚きの連続でした。勉強したことを生かして、子育てに悩むお母さんがたの手助けをしたいと思っています。

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