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サインバルタ  子どもに対する抗うつ薬の治験 2

さて、ここで考えたいのは「なぜ塩野義製薬が治験をするのか?」という点です。

そもそもサインバルタという精神薬はイーライリリーという製薬会社が最初に作り、途中で塩野義製薬という大阪にある製薬会社が共同研究という形で参加したのだけれど、さっぱり効果が確認できなくてイーライリリーが開発から降りてしまったという経緯を持つ薬です。
その後塩野義製薬が単独で研究を進め、高容量で効果が出るということが分かり、承認されます。

現在では使いやすい薬ということで、多くの国で使われているそうです。
(これはkyupinという精神科医のブログから知ったことです)

それがなぜここにきて再び治験をするのでしょう?

これも嶋田和子さんのブログからの引用なのですが、適応する疾病が変わると薬としての寿命が延びる・・・特許期間が過ぎるとジェネリックの医薬品が出るけれど、それが遅くなる、ということのようです。

はあ~、そんなことのために「子どものうつ」への処方を狙うんですか!

と、穏やかで争いを好まない私でも言いたくなってしまいます。

塩野義製薬の社員さんは、自分の子どもに処方できるんでしょうか?
聞いてみたいです。

そもそも子どものうつ、と言われる症状には

低血糖症
貧血
副腎疲労

の症状と被るものがたくさんあります。(それぞれのカテゴリをお読みください)

これらはみんな、食生活や生活習慣を変えることで改善するものです。
甘いお菓子やパンや麺類を控える、小麦や乳製品を控えることに、副作用はありません。
(時々、食べるものが無い、と泣かれることがありますが、そんなことはないですよ)

自殺企図が起こるような薬を飲む前に、できることがあると思います。

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サインバルタ  子どもに対する抗うつ薬の治験 1

時々読ませてもらっているブログに「精神医療の真実 聞かせてくださいあなたの体験」というものがあります。

精神科にかかって、精神病薬を投与されたために、副作用で苦しんでいる人がたくさんいます。
その人たちの声を汲み上げて発信しているのが嶋田和子さんというフリーライターです。

最近ブログにお邪魔したら、塩野義製薬がサインバルタという薬の治験をする、という記事がありました。
しかも、対象は「子どものうつ」です。

サインバルタは抗うつ薬で、脳内でセロトニンとノルアドレナリンの再取り込みを阻害することで脳内の神経伝達をスムーズにする働きがあるそうで、いわゆる「SNRI」と呼ばれる種類の薬です。
精神科だけでなく、内科や整形外科でも痛み止めとしてよく使用されているそうです。

ここで問題なのは、この薬の使用上の注意点にこのような内容があることです。

・24歳以下の患者で、自殺念慮、自殺企図のリスクが増加するとの報告があるため、本剤の投与にあたっては、リスクとベネフィットを考慮すること。
・海外で実施された7~17歳の大うつ病性障害患者を対象としたプラセボ対照臨床試験において、有効性が確認できなかったとの報告がある。本剤を18歳未満の大うつ性障害患者に投与する際には適応を慎重に検討すること。


これだけ読んでも「こういう薬を子どもに使うのはまずいんじゃないかなあ」と思うのが普通ではないでしょうか?

ここで登場するのが「子どものうつ」という概念です。




こんなこと、ありませんか?

□ いつもいらいらした気分になる。
□ やろうとしたことが思い通りできない。
□ 落ち込むことが多く、元気になれない。
□ 楽しみにしていることがない。
□ 居場所がないような気がして、そこにいたくない。
□ いつも退屈な気がする。
□ 不登校、引きこもりがちである。
□ 何をするにも自信が持てない。
□ 嫌なことをされても黙っていることが多い。
□ 誰かといても独りぼっちな気がする。

子どものうつは気づきにくい。サインを見逃さないで!
あてはまるものはありませんか?
① いらいらする  ② 自信がもてない  ③ 引きこもりがち

そして、連絡先のフリーダイヤルが・・・・




この □ の項目、どう思います? 
①、②、③はどうでしょう?
ちょっと体調が悪かったり、友達といざこざがあったり、家の人とうまくいかないことがあったりしたら、感じそうなことばかりではないでしょうか?

ちょっと他人より繊細な子どもであったら、ありそうな話だと思うのですが・・・。
子どもだからっていつも元気で溌剌としている訳ではないでしょう。

このごろ、病気は作られるものになりました。
症状を規定し、それに名前をつけることで、病気が作り出され世間に認められていきます。
そして、その病気を治療する薬が売り出されます。
これはどう見てもマーケティングの手法でしょう。
薬を売るために、病気を作る、のではないでしょうか?

どうやら発達障害の次は「こどものうつ」が薬を売るためのキャッチコピーになるようです。

薬についての知識を持とう。

前回リスパダール発達障害の子どもに処方されることになったという話をしました。
この他にもサインバルタという抗うつ薬が腰痛に適用されることになったそうです。
サインバルタはもともとSNRIというセロトニンなどに働きかける抗うつ薬なのですが、整形外科で処方されることになるわけです。
腰が痛いということで整形外科を受診すると、抗うつ薬を処方される・・・。
???ですよね。

2月25日のNHKの番組「ドクターG」で、オルメサルタン・メドキソミルという降圧剤が胃の調子を崩し、ビタミンB1欠乏症を引き起こし、それがウェルニッケ脳症を起こす、という話をしていました。
認知症とか痴呆症ではないか?と思われるような症状が、降圧剤によって引き起こされるという、びっくりぽんな話です。

その前の1月にも、同じくドクターGで「スルピリド」という胃腸薬として処方された薬が、ドーパミンの作用を遮断して、パーキンソン病の症状を起こした話をやっていました。

こういう話を見聞きすると、胃腸薬かと思っていたら、実は神経や内分泌系に作用する薬だったのか、と恐ろしくなってきます。
私たちは薬の機序や作用のことなど知らないので、お医者さんの言われるままに飲んでしまいます。
その結果、精神的や神経的に不調になったとしても、薬のせいだなんて思わないわけです。

今はネットで調べれば私たちでもいろいろと専門的なことを知ることができます。
薬を飲む時には、その薬についてしっかり調べないといけませんね。
「胃の粘膜を保護するお薬です」とか「痛みを和らげるお薬です」などという言葉を鵜呑みにすると・・大変なことになるんですね!

リスパダールが承認される・・

フリーライターかこさんという方が開設している「精神医療の真実 教えてくださいあなたの体験」というブログに、向精神薬のリスパダールという薬が発達障害の子どもたちに使用することが承認された、という記事が載っておりました。

少し前まではリタリン。これが依存患者をいっぱい作って使えなくなり、次にコンサータ、ストラテラ。
エビリファイという統合失調症の薬も使われ始めました。そして今度はリスパダール。

これらの薬のおかげで楽になった、という人もたくさんいるとは思います。でも、副作用でたいへんな思いをした方、これからする方もいるのです。

思い出話をいくつか書きましたが、あの頃は子どもや青少年に向精神薬を使うという考え自体がほとんど無い頃でした。
学校に行けて(いろいろ問題はあったにしても)いる子どもや生徒に対しては基本的に投薬は無かったし、親もそういうことを考えたことが無かったのです。
だから、大変は大変だったのですが、話をしたり、なだめたり、すかしたりしてなんとかやっていきました。

ある時期から急に精神科の薬を飲む子が増えてきました。
ある男の生徒はパキシルを飲むようになってから様子がおかしくなりました。
相談室で悩みを聞いていると、突然彼がふらふらと窓のところに歩いて行って、窓枠に足を掛けて飛び降りようとしたのです。
驚いたのなんのって。あわてて二人がかりで止めました。

彼が行っている精神科に電話をして、そのことを話して相談しました。
彼は統合失調症という診断でしたが、私には発達障害の子が思春期になりがちな統合失調症様の症状のように思えたので、そのことも話しました。
その結果・・・どうなったと思いますか?
彼の服薬量は倍になったのです。
後で彼からそのことを聞いて、わが耳を疑いましたよ。

その男子生徒は私たちの必死のフォローでなんとか卒業しましたが、進学先で亡くなりました。
建物の6階から落ちたそうです。
落ちた・・落ちた・・落ちた・・。
彼の死は事故として扱われましたが、私は絶対ちがうと思っています。

私は精神医療を信じることができません。
精神科の薬なるものを信じることができません。

これからも彼のような犠牲者が何人出るのだろう、そう思うと絶望的な気持ちになります。
いや、絶望してる場合じゃない。
もう1人の私が言います。
栄養で改善することができる、ということを言い続けないとだめだよ。
小さな小さな活動でも続けることが大事だよ、と。

ドクターG 薬剤性の病気

1月7日の夜に、NHKで放送している「総合診療医 ドクターG」を見ました。
実は私、この番組が好きで、欠かさず見ております。(^∇^)
今回は「薬剤性の病気」(薬が原因となって起こる病気)についてでした。

若い女性が「うまく歩けない、すぐに転んでしまう」という主訴で来院します。この病の正体を暴け!研修医!
という内容ですが、いつもと違うのは、早々に病気は「薬剤性パーキンソン病」と診断がついてしまうことです。
研修医たちがしょっぱなから全員一致で病名を挙げるのですが、ドクターGは全く動じずに、「他に間違えやすい病名は?」「なぜ、確定したのか?」をしつこく問いただしていきます。

その過程でドーパミンの体内での働きや、それが阻害されるとどんな症状が現れるかが、浮き彫りにされていきます。
若い女性が飲んでいたのは「スルピリド」という、胃薬でもあり、精神安定剤でもある薬でした。(ドグマチールのジェネリック薬)
本当になんでもない薬がパーキンソン症状を引き起こし、女性ホルモンの霍乱を起こす不思議。
ドクターGこと徳田先生は薬の危険性を研修医たちに伝えるために、この症例を選んだのでしょう。
「薬はリスク」とおっしゃいました。
そして、私はふと、「この女性は徳田先生にかかってよかったな。へたをすれば、パーキンソン病と診断されて、さらに薬が増えていったかもしれないものな。」と思ったのでした。

精神科の薬などは、その最たるものだと思うのですが、「うつを治療する薬でうつになる」とか「統合失調症の薬で統合失調症になる」などという、背筋の凍るような話もあります。
一見すると、謎解きをして病の正体に迫る、といういつものパターンから外れていて、??と思う人もいたかもしれないですが、これはかなり奥の深い内容でありました。
からだのしくみ、薬の作用機序をしっかり勉強するんだ。その基本の上に立ってこそ本物の鑑別診断ができるんだ、ということですね。
こういう頼もしいお医者さんが増えていってほしいです。
プロフィール

poco a poco

Author:poco a poco
加賀瀬みどりです。愛知県出身の60歳です。上田に家を建てて20年近く。高校の講師を19年間続けてきました。2015年7月より上田市内で「子育てカウンセリングルーム」を開設しました。自分の家族の体験から栄養の大切さに気づき、「栄養療法」の勉強を続けてきました。この勉強はかれこれ9年になります。今までの考え方を覆すような驚きの連続でした。勉強したことを生かして、子育てに悩むお母さんがたの手助けをしたいと思っています。

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