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子どもさんが発達障害かも?と思った時に

おうちの方が、この子は発達障害かも?と思った時、こんなことに気をつけてほしいです。

1 低血糖症ではないか?
  「低血糖症」のカテゴリーを読んでみてください。

→過去の記事「低血糖症」
  感情の起伏が激しい。調子に乗って大騒ぎをするかと思えば、急に落ち込む。
  ちょっとしたことで怒りを爆発させる、切れやすい。
  これは、低血糖症の症状の1つです。糖質に片寄った食生活をしていないでしょうか?

2 鉄欠乏性の貧血ではないか?
  「貧血」のカテゴリーを読んでみてください。
→過去の記事「貧血」
  鉄欠乏性の貧血は体のだるさや疲れやすさ、風邪を引きやすいなどの症状と共に、精神面でも問題が出ます。
  頭がうまく働いていない、という感じでしょうか。注意力が散漫であったり、人とのやりとりがうまくできなっかたり、発達障害と診断されるような症状が現れることがあります。

3 コレステロール値が低くないか?
  「コレステロール」のカテゴリーを読んでみてください。
→過去の記事「コレステロール」
  コレステロールの低い子どもは、落ち着きが無く衝動的な行動をすることが分かっています。
  発達障害と診断された子どもでも、EPAやDHAを補給することで、かなり脳の機能が改善するそうです。
  「脂質」のカテゴリーも読んでみてください。
→過去の記事「脂質」

4 グルテンやカゼインにアレルギーが無いか?
  「アレルギー」のカテゴリーを読んでみてください。
→過去の記事「アトピー・アレルギー」
  小麦粉に含まれるグルテンや乳製品に含まれるカゼインを止めることで、自閉症の症状が改善するという話をよく聞きます。
  実はグルテン、カゼインアレルギーだった、ということもあるかもしれません。

「発達障害」はおそらく1つの原因で起こるものではないだろうと思います。人それぞれ、この子はこういう原因だけれど、あの子は別の原因。もしくは幾つかの原因が重なり合って起こっているように思われます。
もしも上に書いた4つのことが原因であれば、「栄養を補給する」ことで改善できると思います。


ぽこちゃん
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発達障害の方への食事は?

ばたばたしているうちに、もう2019年も終わりに近づいてきました。

本当に時の過ぎるのが早い!何をしていたんだろう?

とりあえず、『発達障害は食事でよくなる』の記事をまとめないといけないです(汗)!

具体的にどのような食事に変えていけばいいかを、私なりに考えてみました。

① 血糖値の安定のために糖質のコントロールをする。

発達障害の方は「低血糖症」であることが多いです。甘いものが大好きという子も多いです。
また、偏食が多くて、「白いご飯しか食べない」「パンと牛乳しか食べない」ということも多く、なかなか大変です。
とりあえず、家の中に「お菓子」「ジュース」などを常備することは止めましょう。
肉や魚を食べることができれば、かなりうまくいきますね。
偏食を治すのは時間がかかることなので、焦らず、諦めず、少しづつやっていきましょう。
野菜も食べられるものからでいいので、すりおろすとか、よく煮るとか、食べられるものを試していきましょう。
また、1日に5~6回の食事(おやつを軽い食事にする)を摂るといいそうです。
食事内容も、肉、魚、卵、豆類などを取り入れます。
 
 ② お腹にやさしい食事を心がける。
便秘や下痢といった消化管トラブルもまた、多いです。
まず、グルテンとカゼインを除去してみます。
小麦製品大好き!乳製品大好き!という場合は特に、グルテン、カゼインアレルギーを疑います。
パンや麺も最近は「米粉」で作ったものが増えています。ネットでも買えるので調べてみましょう。
乳製品は難しいですが、豆乳やライスミルクなどがあります。
リーキーガットになるくらい重症の場合は、栄養療法をやっている病院で、腸を整えるサプリメントを飲むと、効果が実感できると思います。
家でなんとかしたいということであれば、「乳酸菌」(腸まで届く)を探すとか、芽胞菌のサプリなどもおすすめです。
長野県で作っている「ミヤリサン」という整腸剤がいいです。地元ひいきでごめんなさいね。
ただ、人それぞれ腸内環境が違うので、効果がある菌も違います。いろいろ試してみてください。
同時に善玉菌を増やすために、エサである食物繊維を食事に取り入れてくださいね。
生野菜だけではなく、味噌汁やスープの中に野菜やキノコ、海藻などを入れる。漬物、野菜の煮物なども。

③ 貧血改善の食事を心がける。
以前に記事に書きましたが、貧血があると非常に不器用だったり、多動であったりします。
また、鉄欠乏と亜鉛欠乏は重なることが多いです。
亜鉛も多くの酵素活性に必要なミネラルですし、解毒作用があります。
鉄や亜鉛を多く含む食材は「レバー」「赤身の肉」「赤身の魚」「貝類」「煮干しなどの小魚」などです。
この中で食べられそうなものを取り入れてください。うまくいかない時はサプリメントを活用します。
鶏の骨や魚の骨と野菜を煮込んだスープ(ボーンブロス)もいいですね。

④ 脳の栄養素「DHA」を摂る。
DHAは脳の機能を上げるのに重要な栄養素です。
「魚を食べると頭が良くなる」という話を聞いたことがあると思います。
日本人は昔は魚をよく食べていましたが、今はあまり食べなくなってしまいました。
煮たり焼いたり、刺身もいいですね。工夫して食べてみてください。
そして、その3でも書きましたが、本当にDHAを効果的に使うためには、DHA単体のサプリメントを使うといいそうです。
 

こうしてみると、昔からの伝統的な食事に良い所がたくさんある気がしますね!
和食を基本にして、時々今どきの食事をする、というのがいいのではないかと思います。
できるだけ、素材を買ってきて調理しましょう。添加物の多い加工食品は避けたほうがいいと思います。
そして、ともかく「根気よく」「諦めず」「行き詰ったら融通を効かせて」続けていくことが大事かなあ、と思います。

 

発達障害は食事でよくなる  その3

さて、次は「炎症を油で止める」というお話です。

まず、「炎症」について説明します。
打撲や虫刺されなどで患部が赤く腫れあがるのは「ここで炎症が起こっています!」というサインですね。
だから、冷やしたり薬を塗ったりします。
発熱も何かに感染したサインです。
これ以外にも、目や鼻の粘膜に炎症が起きる→花粉症
腸に炎症が起きる→アレルギー
というように、体内で様々な炎症が起こっています。

この炎症をコントロールできるもののひとつに「油」があるのだそうです。
油には「炎症を促進するもの」「炎症を抑えるもの」があります。
炎症を促進するのは、オメガ6系と呼ばれる油で、ベニバナ油、コーン油、大豆油などのサラダオイルに含まれるリノール酸などです。
炎症を抑えるのはオメガ3系と呼ばれる油で、アマニ油、えごま油、魚の油などに含まれるαリノレン酸やEPA,DHAなどです。

その2で書いたように、腸の炎症から脳の炎症が起こるので、それを抑えるために、オメガ6系を減らしてオメガ3系の油を意識して摂る必要があるのです。

現代の食生活はオメガ6系の油を使うことが多くて、逆に魚などオメガ3系の油はとても少なくなっています。
現代人にアレルギーや花粉症が増えた理由の一つに、この油のバランスが変わったことがあるのかもしれません。

また、ここは重要な点なのですが、「DHA」が発達障害の症状を改善するのに重要な働きをしている、ということが分かってきたそうです。
DHAは脳の関所である「血液脳関門」を通過できる物質であり、脳を構成する重要な脂肪酸です。
DHAには
抗炎症作用・・炎症を抑える
学習機能を上げる・・知能を上げる、認知症にも効果
制がん作用・・特に乳がん、大腸がん、肺がん
抗血栓作用・・血栓を作りにくくして、血液をサラサラにする
といった、素晴らしい働きがあるそうです。

そして、DHAを効果的に効かせるには、EPAも一緒に、ではなくDHAを単独で摂る必要があることが分かってきたそうです。

食事の注意としては、サラダオイルを減らしていくこと。
青魚を意識して摂ること。
その上で、DHAをサプリメントで摂るといい、ということです。




発達障害は食事でよくなる その2

さて、では「発達障害への処方箋」はどのようなものなのでしょうか?

『発達障害は食事でよくなる』の第2章は「発達障害は腸からはじまっていた?」というタイトルです。

まずは、「腸」の機能を回復させることから始めましょう。
グルテンフリー、カゼインフリーの食事の実践は医学的なエビデンスがあるのだそうです。

グルテンやカゼインは腸の炎症を引き起こすこと
脳内で麻薬様物質のように作用すること
全身の細胞に毒性物質がたまりやすくなること


が分かっているそうです。

そして、腸内細菌由来の炎症原因物質が全身に回ってしまうため、肝臓や筋肉、脂肪組織、自律神経系などあらゆる箇所で炎症が起こるのだそうです。

そして、「脳腸相関」(脳と腸は深くかかわりあっている)ために、脳でも炎症が起こり、睡眠トラブルや不安、興奮といった、発達障害で問題となる症状につながっていくのだそう。

これに対してどういう食事を取ったらいいか、というと「日本型食事」がいいそうです。
ご飯、味噌汁、魚、煮物といった和食に変えて、漬け物などの植物性の乳酸菌を摂るようにします。

また、ピロリ菌に感染していることで、胃の機能が落ちて、それが腸に悪影響を及ぼしているらしい、と分かってきたそうです。

発達障害だけではなく、うつ病や統合失調症などの脳のトラブルでも、腸内環境を整えることが重要だそうです。

胃では胃酸を十分に出させること。小腸では消化酵素を適切に分泌させること。そして大腸では適切に水分を調節することが大切です。
具体的には「むやみに制酸剤を使わない。ピロリ菌は除菌する。必要があれば消化酵素を使う。腸の粘膜を強くする栄養素を補う。」ことが大切だそうです。

『発達障害は食事でよくなる』という本が出ました。

このごろでは、「発達障害」と「食事」や「栄養」の関わりについて様々な書籍が出版されて、私のような仕事をしている者にとっては、とてもありがたいことです。

今年の9月に、新宿溝口クリニックの溝口徹先生の新著が出ました。

今までにも『子どもの困ったは食事でよくなる』『2週間で体が変わるグルテンフリー健康法』などの本を出されています。

私もその時々に先生の本の紹介をしてきました。
それで思うのは、発達障害への栄養によるアプローチもどんどんと進化しているということです。
『子どもの困った‥』の時は、主に低血糖症貧血低コレステロールなどが原因として取り上げられていましたし、『2週間で‥』では、遅延型食物アレルギー(主に小麦製品と乳製品)の害について述べられていました。

今回はこれに加えて腸内環境脳に良い油の取り方が取り上げられています。

初めてこの本を読まれた方は、ずいぶんいろいろなことが書かれているなあ、と思われることでしょう。
ポイントが絞りにくい感じを持つかもしれません。
臨床で患者さんに接している医師は、様々なケースに出会いますから、「これが発達障害の原因だ」と簡単に決めつけるわけにはいかないですよね。

いろいろなケースをまとめていくと

① 低血糖症で、血糖値のコントロールが難しいケース
② 小麦や乳製品のアレルギーがあるケース
③ 腸内環境が悪くなって悪玉菌が増えているケース
④ 体に炎症が起こっているケース

などがあるそうです。これらがいくつも重なり合っている場合もありますね。

低血糖症があるので、「糖質制限をして肉や魚や卵をたくさん食べてください」と私も以前はそう言って指導をしていましたが、腸内環境の悪い人がタンパク質をたくさん食べると、よけいにお腹の調子が悪くなることがあります。
また、糖質制限に加えて小麦や乳製品を止めると、「食べる物がない」ということにもなりかねないですよね。

このごちゃごちゃになった状態を、どこからどのようにほぐしていけばいいのか、悩みますね・・。

次回もこの本についてもう少し考えていきます。



プロフィール

poco a poco

Author:poco a poco
加賀瀬みどりです。愛知県出身の60歳です。上田に家を建てて20年近く。高校の講師を19年間続けてきました。2015年7月より上田市内で「子育てカウンセリングルーム」を開設しました。自分の家族の体験から栄養の大切さに気づき、「栄養療法」の勉強を続けてきました。この勉強はかれこれ9年になります。今までの考え方を覆すような驚きの連続でした。勉強したことを生かして、子育てに悩むお母さんがたの手助けをしたいと思っています。

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