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「産後うつ」の新聞記事に思うこと

信濃毎日新聞の10月1日付の記事に「産後うつ 予防治療促進」という記事がありました。

それによりますと、
「産後うつは子育てに対する不安やストレスの蓄積などで抑うつ状態に陥る病気。ホルモンバランスの変化などが一因とされる。・・・出産から数か月以内に発症する」
とあります。

恐ろしいことに
国立成育医療研究センターの統計によると、妊娠中や産後1年以内に死亡した全国の女性357人のうち、102人の死因が自殺だったというのです。

そして、記事の最後に
「これらに産後うつが関わるケースが少なくないと思われるので、重症化する前に精神科の受診などを促す仕組みの重要性を訴えている。」
という文章が続きます。

私も子供を3人産み育てましたので、産後の大変さは身に染みて分かります。
実家の母、お姑さんが「女は産後が大事なんだ」と言って、交代で来てくれました。

思い起こせば、本当に有り難いことでした。

きっと昔から産後の問題はあったのでしょうね。
今は夫婦二人きりの子育てが多いから、今もやはり、いろいろな問題が出てくると思います。

私が気になるのは、「産後うつ」の発症に関わる栄養については何も書かれていないことです。

鉄欠乏の中やっとの思いでお産をして、ヨレヨレの状態で一人で子育てをして、産後うつを発症することも多いだろうな、と思うのです。

食事を作ることもままならず、ありあわせのものを食べて、夫もお産前後は手伝ってくれるけれども、すぐにいつもの長時間労働に戻ってしまう。

そんな中で追い詰められていくのかなあ、とやるせない思いになります。

そして、最後の一文です。

精神科への受診を勧めても、根本的な栄養欠損を見逃して、精神薬が処方されるのではないでしょうか。

それって、逆に危ないと思います。

精神科の薬は脳に作用するものなので、敏感な人は副作用として「自殺衝動」が出やすいのです。

安易に精神科へ繋げることが逆に自殺を増やすことにならなければいいのですが・・・。


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女性の鉄欠乏性貧血の自覚症状

鉄欠乏性貧血は以下のような症状が現れます。

立ちくらみ、めまい、耳鳴り
疲れやすい
顔色が悪い
風邪を引きやすい
歯ぐきからの出血
体にあざが出来やすい
頭痛、頭重
注意力低下
イライラしやすい
のどが詰まった感じ
髪の毛が抜ける
寝起きが悪い
神経過敏
むくみ
肩こり、腰痛、背部痛
下痢や便秘
吐き気
胸が痛い
動悸、息切れ
口角、口唇炎、舌がしびれる、赤くなる

この中の症状が複数当てはまる時は、「ヘム鉄」のサプリメントを飲むことでかなり改善します。
実際には「ヘム鉄」と書いてあってもほとんど入ってない場合が多いらしいのですが、非ヘム鉄であっても、ビタミンCと一緒に取ることや、お茶やコーヒーなどと一緒に飲まないことたんぱく質を多めに取ることを根気よく続けることで、少しずつ改善していくことも多いです。

また、薬剤が原因で鉄欠乏性貧血になることもあります。
ステロイドホルモン、非ステロイド性抗炎症剤、アスピリンなどを長期間飲み続けることで、消化管出血が起こり、貧血を引き起こすこともあるので、注意が必要です。

女性の場合は、月経が重いことや、子宮筋腫があること、偏食、低栄養などが原因になることがあります。
また、出産後は貧血症状が出やすく、産後うつや体調不良に苦しんだりします。
激しいスポーツをしている女性も貧血になりやすいので、栄養素の補給が大切になります。

前に書いたような症状に悩んでいたら、「鉄欠乏性貧血」かもしれない、と思って対応(食事の改善・サプリメントの利用)していただけたら生活全般が楽になると思います。

なかなか難しい・・・

たまたま知人の女性(40代)に健康の相談を受けました。
彼女は若い頃、うつ病になりましたが、本当に幸いなことにお薬をうまく止められて、今は元気にお仕事をしています。

でも、疲れが溜まって困るんです、ということでした。

以前、人間ドックの血液検査のデータを見せてもらったところ、たんぱく質が足りなくて、貧血気味だなあ、と思ったので、たんぱく質を多めにして、ヘム鉄のサプリメントを飲んでみてはどうですか?と勧めたことがありました。

彼女は「飲んでみたけど、胃が重苦しくて。これは今の私には必要ないものだ、と感じたので飲むのを止めました。」
とのこと。

「たんぱく質も重たいもの(肉類)だともたれるし、たくさん食べられないし。でも太るのよね~。年を取るとしょうがないのかしら・・」

あまり、効果の期待できない相談結果となってしまいました。

夜、栄養カウンセラーをしている子どもから電話がありました。
ついでに今日の話をしてみたら

「そういう人は多いね~。女の人は自分の体への感覚が鋭いのはいいんだけど、それだけで判断するとよくないね。
だいたいたんぱく質が食べられなくて、代わりに何を食べるかって言えば、糖質なんだよね。
だから太るんだよ。
食べやすいもの、好きなものばかり食べてちゃだめなんだよ!

と、私が怒られてしまいました(´・Д・)」。

たんぱく質というものは、体にとって絶対に必要なものなのですが、そういう意識を持っていないと、ついつい足りなくなる栄養素でもあります。
また、消化吸収に手間がかかったり、アレルゲンになりやすいものです。

多くの女性は彼女のようにたんぱく質を避けてしまいがちですね。
どうしたら良質のたんぱく質を充分取れるのか、をいつも考えていないといけないのですが・・。


生理が来るとすべてが終わってしまう。

このタイトルはPoco a Pocoに相談に来た高校生の女の子が言った言葉です。

「これをやってみよう、とか思って始めるんだけど、生理が来るとすべてが終わってしまうんです。できなくなってしまうんです。」

彼女は中学校の頃から体調の悪さに悩んでいましたが、原因は精神的なものだと思っていたようです。
クラス替えがあって、仲のいい友達と違うクラスになったからだめだった。
クラブも楽しくできるかと思ったけれど、人間関係でだめだった。

いろいろ話しているうちに、生理が重くて、という話が出てきました。

女性は12歳~頃から生理が始まります。同じ時期に体が大きくなるので、もともと鉄が十分ではない人は、まかないきれなくなります。
また、「やせているのがかっこいい」という考え方が小学生くらいから形成されるようで、思春期の不安定な気持ちと一緒になって、食事をきちんと取らなくなったりします。

相談室に来た彼女もほとんど食事らしい食事を取っていませんでした。

そうなると、胃や腸の消化吸収の力も衰えてしまいます。
粘膜を作る栄養もないし、胃液も消化酵素も作れなくなりますね。
そこへ肉などを食べようものなら「胃もたれ」「受け付けなくて吐く」などの症状が出ます。
こうなると悪循環です。

彼女には、「ちゃんと食事をしないと大変なことになるんだよ。」ということを、丁寧に話して聞かせました。

「そうなんだ。栄養って大切なんだね。」
(なんて素直な子でしょう!)
お母さんには「まず喉を通るものから、少しずつ食べさせてあげてくださいね。」とお願いしました。
お母さんは、病院に行ってお薬を飲めばなんとかなると思っていたようですが、まずは栄養を取りましょう、とお話しました。

最近聞いたら、なんとか進級できたそうです。

まだまだ回復には時間がかかりそうですが、少しずつでも諦めないで取り組んでほしいと思います。




フェリチンを調べよう。

前回、女性の貧血が見逃されやすいことと、フェリチンを調べるといいということを書きました。

フェリチン(貯蔵鉄)は、普通の健康診断のための血液検査では項目に入っていません。
でも、お願いすれば、調べてくれる医療機関が多いようです。

「なんで調べたいのですか?」と聞かれたら「貧血のような気がするので、念のために。」などと言えばいいのです。
料金が少し高くなりますが、そうたいしたことではありません。

検査をして結果が来ます。多くの方は「異常ありませんね。」と言われます。
なぜかというと、フェリチンの基準値はとても幅が広くて、例えば私の手元にある検査報告書には、18.6~261(ng/ml)と書かれています。
だからたいていの人は基準値の中に入ってしまいます。
これが問題なんですね。

うちの子どもは、激しい体調不良と精神的不安定で引きこもりになりました。
初めて新宿の溝口クリニックで検査した時、フェリチンは「9」でした。
おお、一桁かあ!これは辛いだろう、と先生に言われました。

これが治療のおかげで2年かけてじりじりと上がっていきました。
フェリチン値が40~50くらいに上がると、かなり普通の生活ができるようになりました。
私もついでに調べてもらうと、30くらいでした。
普通に生活していましたが、風邪を引きやすいことと、月経前症候群(更年期のはじまり)が悩みの種でした。
子どもと一緒にヘム鉄のサプリメントを取りましたら、風邪を引かなくなりました。そして月経の前もかなり楽になりました。

鉄欠乏性の貧血は時間をかけてゆっくりと進行するので、体がその状況に適応しています。
だから、その人自身は「特にどうってことはない」と思っています。
でも、長い間そういう状態が続くと、どこかで無理が重なっていきます。
心臓は薄い血液を一生懸命循環させるので、心肥大が見られることもあります。
更年期に重い症状が出るのも、鉄欠乏のせいです。

これから妊娠、出産の可能性のある女性は、フェリチン値80を目指すべきです。
もっと年を取った方も、40~50くらいあったほうが、生活の質が上がります。

貧血は万病の元。次回はそんなお話をしましょう。
プロフィール

poco a poco

Author:poco a poco
加賀瀬みどりです。愛知県出身の60歳です。上田に家を建てて20年近く。高校の講師を19年間続けてきました。2015年7月より上田市内で「子育てカウンセリングルーム」を開設しました。自分の家族の体験から栄養の大切さに気づき、「栄養療法」の勉強を続けてきました。この勉強はかれこれ9年になります。今までの考え方を覆すような驚きの連続でした。勉強したことを生かして、子育てに悩むお母さんがたの手助けをしたいと思っています。

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