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Yちゃんへの食事指導

Yちゃんはサムガクに体験に来たお嬢さんです。

初日はなんとかこなしましたが、次の日はイベントが盛りだくさんで、かなり疲れたようでした。

「発狂する気がする。」と言って、外に出て、叫んだり泣きじゃくったりしました。

スタッフさんが対応して、「甘やかしてはいけない」ということで、適当な無視、やれることは自分でやらせる、という対応をしていました。

彼女自身が「人に甘えたい、依存したい」という思いが強いからだ、という判断です。

それ自体は問題の無い対応だと思います。

私も彼女の「発狂」を目の当たりにしました。
そして思いました。「これは低血糖症だ」。

彼女はいつも具合が悪く、食事が摂れない時は「アイスクリームなら食べられる」と言って、アイスクリームを買いに行ってもらっていました。

Yちゃん用の「ポカリスエット」の粉が置いてありました。

ポカリスエットは健康飲料と言うよりは、糖質たっぷりの飲み物です。


それを知らない人は、体に良いと思ってたくさん飲んでいるようです。

Yちゃんは、自分の体に起こる異変に、とても困っているのではないかなあ?と私は思いました。

それで、Yちゃんに
三度の食事をきちんと食べること。
アイスクリームは食事が終わった後で食べるようにすること。
ポカリスエットを止めて、水かお茶にすること。
というお話をしました。

学校というところでは、問題と思われることを「精神的な問題」というふうに考えがちです。
私は、別の見方を考えます。

Yちゃんは「どうして私はこうなってしまう(発狂する)のだろう。」と悩んでいると思うのです。

自分の心が弱いのではない、と気づくだけでも、食事を変えるだけでも、改善できると思うのはとても嬉しいことだと思います。



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新学期が始まりました!

侍学園に勤め始めて10ヶ月が過ぎました。

涙、涙の卒業式が終わり、春休みが過ぎ、新学期が始まりました。

今年は春が早くて、4月4日、5日あたりですでに桜が満開!
春の遅い信州にしては驚くべき早さでした。

4月8日の入学式に桜はかろうじて散らずに咲いていました。
今年の新入生は10名。でも昨年途中から入学した生徒が3名います。
侍学園は何年で卒業、という決まりは無いので、8日には昨年と同じような顔ぶれが揃いました。

久しぶりにみんなの顔を見て、とても嬉しく感じました。
生徒たちも何だかほっとした感じで、「いつもの場所」に帰ってきていました。

A君は春休み中の出来事をマシンガントークしていました。
彼は「躁鬱」ということで薬を飲んでいますが、休み前に先生たちに「甘いものを食べるな」と言われたことを守ったようで、精神面でとても調子が良かったそうです。
私もお母さんに「低血糖症についてネットで調べて、さりげなくA君に読ませてみてください。」とお願いしておきました。
彼と昨年初めて会った頃は

言っている事が次から次へと変わっていって、何が言いたいのか分からない。
バタバタと走り回ってはケガをする。
すぐにカッとして怒り出す。
夜、自分の部屋の壁を殴って穴だらけにする。

といった行為が頻発して、周りが困っていたそうです。

それが少しずつ改善していって、随分落ち着いてきました。

B君は精神科で治療を受けています。
とてもラッキーだったのは、侍学園の理事長が「薬はできるだけ使わない」という方針でいることと、主治医が最低限の薬で対応してくれていることです。
それでも時々悪化することがあります。
B君はいつも脳をフル回転させている感じがします。
なので、春休み前に「砂糖を制限すること」「白米や小麦粉を減らすこと」をお母さんにお話しました。

お母さんも本人も理解してくれて、食事の変更と、ビタミンB群のサプリメントを飲むことを受け入れてくれました。

B君もなんとか学校に来ました。
「ひやひやしてます」と、お母さんは心配しておられました。
これからは、スタッフさんと共に私も見守っていくつもりです。


低血糖症は様々な顔を見せます。
症状は様々ですが、実はひとつの病。
冷静に分析して、粘り強くケアをしていかねばなりません。



甘いものと心の病

相談室を開いているシェアオフィスに行ったら、同じ場所で仕事をしている若いお姉さんが、
「かがせさん!あげる!」と言ってじまん焼きをくれました。(関西では回転焼き、中部圏では大判焼きと呼ぶもの)

「ごめんねー、私甘い物食べないんだー」
「えっ、かがせさんは食べられるんだよね?」
「うーん、太るから・・・。ごめん、気持ちだけもらっておくね。」

わが家は夫がⅡ型糖尿病、長男と次女が低血糖症、長女は境界型の糖尿病という「血糖調節異常一家」であります。
唯一何も言われていないのが私なのですが、その私も夕方~夜になるとすごく糖質が食べたくなることがあるので、何かあると思っています。

私自身は甘い物を食べても調子が悪くなるわけではないのですが、いつも家族のことで「これは食べても大丈夫か?なんとも無いか?」を心配し続けていたせいか、甘い物に対して非常に警戒心が強くなって、それが定着してしまいました。
特に次女は甘い物や麺類にとても強く反応するので、油断できないのです。

甘い物や精製された糖質は心の病と深い関係があります。

心の病とまでいかなくても、「集中力がない」とか「人の注意が聞けない」とか「だらしがない」といった問題が起こる陰には、簡単に手に入る糖質の過剰摂取があると思います。

もともと、体質的に糖をうまく処理できない人が甘い物や精製された糖質をたくさん摂ると、精神状態が不安定になります。
仕事や人間関係のストレスなどがかかると「甘い物」や「お酒」が欲しくなりますね。
それでいっとき憂さ晴らしをするのですが、これらはビタミンB群を消費するので、かえって具合が悪くなります。
その上、忙しくてきちんとした食事を摂らなかったりすれば、他の栄養も不足して心の病を引き起こすきっかけとなります。
そして病院に行っても、栄養状態を調べることはなく、抗うつ薬や抗不安薬を処方されてますますこんがらがっていきます。

こういう話を見たり聞いたりしたので、甘い物を食べないんですよ、
と言うこともできず、もごもごと言い訳する、ダメな私です。



「子どもへの虐待」に思うこと

今日の新聞に「両親から虐待を受けていた中学生が自殺。児相(児童相談所)の情報共有に不備」という新聞記事がありました。

子どもへの虐待、多いですよね。マスコミでもよく取り上げられています。
赤ちゃんや2歳、3歳くらいの子どもへの虐待など本当に心に突き刺さるというか、切ない思いになります。

ただ、「青少年の起こした残虐な事件」などとマスコミで騒ぐのですが、そういった事件の総数は実は低下しています。
一番多かったのは戦後すぐの頃で、社会も人心も荒れ果てていたんだなあと思います。
それから後は青少年の犯罪はゆっくりと減っていって、実は世界の他の国と比較してもとても少ないのです。

それと同じかどうかは分からないですが、「子どもへの虐待」が本当に増えているのかどうか。
今まで表に出てこなかったものが掘り起こされたという見方もあります。

ただ、ちょっと気になることはあります。

私が高校の教員になった20年くらい前は、生徒が何か悪いことをして、「生徒指導室」に呼び出された親子を見ていると、大体生徒はふてくされていて、お母さんは恐縮して「申し訳ありません・・・」というパターンが多かった気がします。

最近はお母さんの方がぶち切れて「うちの子だけが悪いのかよー!他のはなんで呼ばれないんだ!」と怒鳴ったり、「先生が辞めさせるために罠にはめたんだろー!」みたいなことを言うケースが多いです。逆に生徒の方が「お母さんやめてよ。」とおろおろしているんです。

年配の先生の話を聞くと、「若かった私は親御さんに育ててもらった」ということをよく言われます。
「先生、大変だけどがんばってね!」と励ましてもらったり、助けてもらったりしたそうです。
今では先生方はモンスタークレイマーにおびえています。

この変化は何だろうな?と思うことがあります。
お母さん(お父さんも)が怒りっぽく、感情的になりやすくなっている。
しかも核家族が増えているので、間に入ってくれるおじいちゃんやおばあちゃんもいない。

社会のありかたが変わってしまった、という見方もできるでしょう。

もうひとつ、食生活はどうなのかな、と私は思います。
昔は子どもの食生活が乱れて子どもが危うかった。
今はお母さん、お父さんの食生活も危うくなってしまった。・・・とは考えられないでしょうか?

血糖値の急上昇、急降下は情緒不安定に直結します。
ちょっとしたことで怒り出す、感情の起伏が激しい・・これは低血糖症の症状の一つです。
そういう人が糖質制限をして、低血糖症の治療をすると、情緒が安定してきておだやかになってきます。
そういう様子を見聞きすると、世の中のいろいろな問題の陰に「低血糖症」=「糖質の摂り過ぎ」ということがあるような気がしてならないのです。






まとめ 子どもの不調の原因について

いままで、子どもの不調の原因として、①低血糖症 ②貧血 ③コレステロール低値 の3つを挙げてきました。
これらは1つ1つ別々に存在する訳ではなく、お互いに複雑に絡み合っています。

子どもが疲れやすい、精神的に不安定で気分の上がり下がりが激しい、体が弱くてすぐに風邪をひいたり中耳炎などになったりする、落ち着きがなくて先生から注意を受ける、アレルギーやアトピー、花粉症などがある・・・といった症状の陰にはこれらの問題があって、しかもお互いが足を引っ張り合うようにして、症状を悪くしているのです。

それぞれの項目について、改善のための食事の摂り方について述べてきたつもりです。
実はそこには共通するものがあることに気が付かれたでしょうか?

低血糖症は「糖質」の摂りすぎに気をつけて、たんぱく質をしっかり摂ってくださいと言いました。
貧血は赤みの肉や魚、レバーや内臓肉を摂ってくださいと言いました。
コレステロール低値はたんぱく質と脂質をしっかり摂ってくださいと言いました。

お分かりですよね。肉、魚、卵、乳製品、豆製品といった良質のたんぱく質を摂ることで子どもの不調は改善するということです。
昔と比べてなんでもある、スーパーに行けばあふれるほどに品物があるこの豊かな時代ですが、本当に必要なものが不足しているようです。
皆さん、たんぱく質より野菜を食べるべきだと思っていらしゃるようです。
確かに野菜は大切ですが、たんぱく質とどちらが大切か、と考えたら、まずたんぱく質だと思います。
そして、「スイーツ」の大流行。
いつだったか、百貨店の地階に行ったら、その階すべてがスイーツだらけでびっくりしたことがあります。
「太りたくないからたんぱく質を食べない」でも「スイーツは別腹」
大人がこういう間違った食べ方をしていたら、子どもにも影響がでますよね。

たがが食べ物・・・と思われますか?
私たちの体も脳も、食べたもので出来ているんです。
そのことを心に留めているかどうかで、人生も変わるのかもしれません。
プロフィール

poco a poco

Author:poco a poco
加賀瀬みどりです。愛知県出身の60歳です。上田に家を建てて20年近く。高校の講師を19年間続けてきました。2015年7月より上田市内で「子育てカウンセリングルーム」を開設しました。自分の家族の体験から栄養の大切さに気づき、「栄養療法」の勉強を続けてきました。この勉強はかれこれ9年になります。今までの考え方を覆すような驚きの連続でした。勉強したことを生かして、子育てに悩むお母さんがたの手助けをしたいと思っています。

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