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コレステロールが低い若い人の危険

気が付いたら今日は9月のおしまいの日ですね!
夏はもう過ぎ去って、明日はもう衣替えです。
寒さに負けずに冬を乗り切るために、もう少しコレステロールのお話をします。

前に紹介した、浜六郎さんの『コレステロールに薬はいらない』の中に、いろいろと怖い症例が載っておりました。
コレステロール低下剤スタチンの副作用として「横紋筋融解症」というものがあります。
栄養療法のお仲間でもありますT先生は今までに3例の横紋筋融解症(おうもんきんゆうかいしょう)に遭遇したそうです。
字を見てお分かりのように、筋肉が溶けてしまうそうで、「痛い、痛い!」と苦しがっている患者さんの患部がまさに「溶けて流れる」のだそうです。・・・

スタチンを飲んでいるわけではないが、コレステロールが低い人(特に若い男性)の話が先述の本に出てきます。
朝は食べない、昼はコンビニでおにぎり、夜もラーメンとかスパゲティ、などという食生活を送っている若い人、たくさんいそうですよね。
そんなことをしていると「たいへんなことになりますよ!」
ある若い男性がウイルスに感染して重症化してしまいました。高熱が下がらず肺炎も併発してしまったため、医師は大量のステロイドや免疫抑制剤を投与したところ、逆に悪化して亡くなってしまったそうです。
医師はなぜ亡くなってしまったのか分からず、呆然としたそうですが、こういう事例は結構あるそうです。
何例かの話が載っていましたが、コレステロール値は、106、90、120、64だったそうです。

また、小さい子どもさんでは「インフルエンザ脳症」が恐れられていますが、死にいたるような脳症が発症するのは、きつい解熱剤を使うからなのですが、そのベースには「低コレステロール」があるのだそうです。
低コレステロールゆえに感染に弱く、症状が激しく出るのできつい薬を使うことになり、その結果亡くなってしまうのです。

さて、コレステロールは一朝一夕に上げるわけにはいきません。
インフルエンザが流行る時期までに、しっかりたんぱく質(特に肉)とよい油を摂って、免疫力を上げておこうではありませんか!
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子どもとコレステロール

コレステロールはたんぱく質、脂質、糖質などを材料にして肝臓で8割が合成されます。
ということは、糖質を摂っていればいいのではないか?と思われるかもしれません。
しかし、たんぱく質は体の構成要素で肉も骨も筋も血液もたんぱく質抜きには作ることができません。
特に成長期まっさかりの子どもでは、体を作る方にたんぱく質が使われるため、コレステロールが低めになってしまうのかもしれません。
ですから、とにもかくにも材料のたんぱく質や脂質をたっぷり入れてあげることが重要になります。
たんぱく質の必要量など、具体的なお話は「たんぱく質」という項目を作って語りたいと思います。

脳の神経細胞はとても複雑な形をしていて、それを維持しているのがコレステロールです。
脳には体内のコレステロールの実に4分の1があるのだそうです。
神経細胞ではひっきりなしに情報伝達が行われています。細胞を包んでいる「ミエリン鞘」というコレステロールの膜がありますが、
情報はちょうど電気が流れるようにミエリン鞘の上を走っていくのだそうな。
「頭の回転が速い」「反応が早い」というのは「ミエリン鞘の質が良くて伝達がスムーズだ」ということだそうです!

コレステロール値が低いと頭がうまく働かない、集中できない、周りの状況が読めない、ということになる理由が分かりますね。

この他にもコレステロールは性ホルモンやステロイドホルモンの材料になります。
ステロイドホルモンは副腎という腎臓の上に載っている臓器から分泌されます。
これは体に炎症が起きた時やストレスがかかった時に分泌されます。
だから、コレステロール値が低いと炎症を抑えられずにアレルギーやアトピーを起こしたり、ストレスに弱い子になったりします。
アトピーを持っている子どもさんで、ストレスがかかると悪化することがあると思います。
それはステロイドがストレス対応に追われて不足し、アトピーが悪化するということです。
いずれにしても、材料をしっかり入れてコレステロール値を高くすることが根本的な治療につながると思います。

コレステロール値をめぐる問題

前回「コレステロール値が低いのは問題が多い」というお話をしました。
コレステロールは実際には体の中(肝臓)で全体の8割が合成されているそうです。
食物の影響を受けるのは実は残りの2割だそうです。
「コレステロール値が高いから卵を食べないようにしている」という話をよく聞きますが、食べても食べなくてもあまり影響はないのです。「油の摂りかた」で言いましたが、コレステロールは体の中で大切な働きをしているので、肝臓がきちんと管理しているのです。
日本での医療によるコレステロールの管理は厳しすぎるようで、ちょっと前まで「総コレステロール220以上は治療の対象」ということになっていて、一律に投薬をされていました。
これでは、中年~老年の方の8割くらいが投薬治療の対象になってしまうそうで、なんだかな変だなあ、と思う方が普通です。
このごろやっとLDLコレステロールの値が問題で、総コレステロールは関係ない、という話に変わってきたのですが、この陰にはいろいろなすったもんだがあったようです。
ずいぶん前に、浜六郎さんというお医者さんの書いた「コレステロールに薬はいらない」という本を読んだら、大阪府八尾市で11年かけておこなった調査では一番死亡率が低いのは、コレステロール値240~280の人だったそうです。また、コレステロール値160以下になると、がんやうつによる死亡率が有意に高くなるそうです。
浜六郎さんは薬害の研究をされている方で、「コレステロール低下剤」の副作用に警鐘を鳴らしておられます。
本の中には「健康な人を病気にしてしまう日本の医療」の話がてんこもりです。
薬を売りたい製薬会社と医師との癒着、でしょうか?
性善説の人ならば、「念のため、親切心でやっているんだよ。」「お医者さんが言うなら飲んだほうがいいのでは」
と思うかもしれません。
私は「性格が善い」人だと自分では思っていますが(笑)、製薬会社と医師の関わりの危うさを見聞きし過ぎて、どうも素直に薬を飲む気になれなくなりました。

子どもの不調の原因その3 コレステロールが低いこと

さて、子どもに問題を引き起こすもの、その3は「コレステロールが低い」ことです。
コレステロールは高いと問題視されて、心筋梗塞などの疾患を引き起こすと言われていますが、低いことの方が問題が多いようです。
コレステロールの低い子どもは落ち着きがなかったり、暴力的な行動をする者が正常な者の3倍あった、というアメリカでの報告があります。

また私事ですが・・。長年高校の常勤講師をしておりました。もう8年くらい前のこと。
1時間目の授業に行くと、教室で生徒たちが小さい紙を見ておりました。4月にやった血液検査の結果を朝の会で担任の先生からもらったようです。
ちょうど栄養療法の勉強に行き始めていた私は知ったかぶりで「見てあげるよ、かして!」と生徒の持っている結果を見せてもらいました。たいして項目はないのですが、総コレステロールとヘモグロビンなど貧血の指標となるものがいくつかありました。
「あれ、これ貧血っぽいなあ。」「えっ、やばい。どうすればいい?」「今日は焼肉にしてもらいな~。」「やったー!」
などと言っていたら、クラスの生徒たちが「おれのも見て」「おれのも」と押し寄せてきました。
男子ばっかりのむさくるしいクラスだったんですが、なんというか、とてもかわいくて(もちろん、ちっともかわいくない時もありますが)お母さんと息子たち、みたいな関係でした。

授業もせずにあれこれ話をしているときに、A君のデータを見てびっくり!コレステロール110でした。
Aくんは気のいい子なのですが、多動でじっとしていられず、突然関係ないことをしゃべりだす子でした。
「ねえ、10分でいいから黙ってて!!」
と言っても、5分ともたないで、ごそごそ、ぺちゃくちゃ。
なるほど。原因はこれだったのか!
「A君、これ低すぎるわ。もっと肉や卵を食べないと。」
「ええっ、おれ?食ってるよ、食ってる。」

この他にもストレスがかかるとリスカをする女の子もコレステロール値が100くらいしかなかったことを覚えています。
保健室に来る生徒とコレステロール値の関係、などを調べてみたら、あっと驚く発見があるような気がします。
ただ、検査データも個人情報ですから、むやみに利用するわけにはいきません。
プロフィール

poco a poco

Author:poco a poco
加賀瀬みどりです。愛知県出身の60歳です。上田に家を建てて20年近く。高校の講師を19年間続けてきました。2015年7月より上田市内で「子育てカウンセリングルーム」を開設しました。自分の家族の体験から栄養の大切さに気づき、「栄養療法」の勉強を続けてきました。この勉強はかれこれ9年になります。今までの考え方を覆すような驚きの連続でした。勉強したことを生かして、子育てに悩むお母さんがたの手助けをしたいと思っています。

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