FC2ブログ

もう少し、糖質制限のこと

改めて糖質制限について考えてみると、この食事は「治療食」である、ということに気がつきます。

なんともあたりまえ過ぎて、「は?それで?」なんて突っ込みたくなりますが・・・。

「糖質制限食」といえば京都の高尾病院の江部康二先生が有名です。
江部先生はご自身の糖尿病の治療のために、この食事療法を取り入れて、大きな成果を得ることができました。

「血糖値を上げるのは糖質だけ。だから糖質制限をすれば糖尿病は良くなる」
とてもシンプルで分かりやすい表現です。

私は「低血糖症の治療のために糖質を制限する」という立ち位置で糖質制限に出会いました。

どちらも「糖質をコントロールすることで病気を改善させる」という目的があります。

ところが、おまけが付いてきたわけです。

糖尿病の方も、低血糖症の方も、病気の改善プラス痩せて適正体重になる、というおまけです。
これは私のように、家族のために食事を変えた人にも効果がありました。

どうも、「おまけ」が一人歩きしているような気がしますね。
しかも、糖質制限した分を「油で摂る」というやりかたもしているみたいです。

標準体重をオーバーした方が、脂っこい肉料理をたっぷり食べて、野菜は食べないで体調を崩されてしまうこともあるそうです。
食物繊維は腸の環境を整えるために必要です。肉ばっかり食べていてはまずいですね。

逆に、痩せて胃腸が弱い方は、たんぱく質を摂っても消化吸収がうまくできなくて、よけいに痩せてしまって元気が無くなる、ということも起こります。

こういう方には、消化の良いたんぱく質(卵や白身の魚、鳥のささみなど)を少量づつ何回かに分けて食べてもらう、という方法を勧めます。
食べる時もよく噛んでゆっくり食べるといいですよ、とお勧めします。
野菜も生ではなく、ゆでたり、煮たりしていただくのがいいと思います。
胃もたれする時は「レモンを絞って水に入れたもの」や「パイナップルなど消化酵素を含むものを食後に少し」を食べていただいたりします。

治療食というものは当然理論がありますよね。そこを吹っ飛ばして適当にやっていると「偏った食事」になるような気がします。

なんだかブームだからやってみよう、ダイエットできるならラッキーだ、という方はせめて「糖質制限の教科書」(江波康二著)くらいは読んでほしいですね。

スポンサーサイト



糖質制限ってどうよ?

先日のこと。
知り合いの方とお話をしていて、糖質制限の話題になりました。

私は子どもの病気(低血糖症)のために、やむをえず結構厳しい糖質制限を始めて、かれこれ12年になります。

初めはやはり大変なことが多く、「困った、どうしよう」と思いつつ糖質制限をしてきました。
当時は「糖質制限」という言葉も知られておらず、今のように糖質オフの製品もほとんどありませんでした。
なので、カレーやシチューなども市販のルーではなく、自分で作りました。
もちろん、お菓子も甘味料などを使って手作りしました。
小麦粉もダメなので、アーモンド粉や大豆粉などを使ってみました。

そのおかげかどうか分かりませんが、「61歳です。」というと「ええっ、信じられない!」「40代かと思った!」などと言われます。
まあ、少しはヨイショが入っているとは思います。(笑)

それでも、きちんと糖質制限すると、いいことがいろいろありますよ、ということを話しました。

でも、知り合いの女性が言われるには「糖質は必要な栄養素であって、あまり制限するのはどうかと思う」とのこと。

確かに厳しく制限をしすぎると、「副腎疲労」の方や、「エネルギーを多く必要とする子ども」などは体調を崩す危険があります。
せめて、お菓子を止めて、ご飯や麺類を控えめにする、くらいの「ゆるカーボ」をしてほしいのですが・・・。

相談で「お菓子を止めて、ご飯も血糖値が上がりにくい発芽玄米や雑穀米を少なめに。」というお話をするのですが、本当に困っている方はがんばっておやりになるのですが、途中で挫折してしまう方も多いです。

そんな時は自分の無力さを感じて落ち込むこともよくあります。

それに、人は10人いれば10通りの体質や代謝の特徴を持っている訳で、なかなか「こうすればいいんですよ」という一般化された食事方法を提案できないのです。


それでも、控えめながら言いたいことは「糖質とは注意しながら摂取するもの。」ということです。
好きなだけ、食べたいだけ食べてはいけないものだということです。

第1回低糖質食事会

先日、私が相談室を開いている、コワーキングスペースで「低糖質食事会」なるものを開きました。

コワーキングスペースって何?と思われるかもしれません。
個人で事業をしている方が会費を払って場所を借りる、簡単に言うとそんな場所です。
机が並んだオープンスペースがあり、小部屋に区切られたブースもあります。
オープンスペースでは、会員さん同士でおしゃべりしたり、今回みたいにランチ会をしたりすることもできます。
私は長いこと学校の教員をしていたので、学校の中しか知らなくて、ランチ会などでいろいろな業種の方のお話を聞くのが、とても新鮮で面白いです。

そんなわけで、ランチタイムを使ってイベントを開きました。
参加者は1型糖尿病(疑い)のAさんと2型糖尿病のBさん。どちらも会員さんなので、内輪会です。
Bさんが得意のタイ料理を作ってきてくれて、Aさんと私がスーパーやコンビニで集めた低糖質食材を持ってきて、他の会員さんも交えておしゃべりに花が咲きました。

しかし、本当にいろんな食品がありますね!
ローソン、セブン、トップバリュー(名前出してもいいかな?いいよね)。低糖質お菓子と言えばシャトレーゼ。
ずらっと並んだ食品はなかなか見ごたえがございました。

今回の決まりごとは「食品1点で糖質10gを超えないこと」。
なぜかというと、「1gの糖質は2型糖尿人の血糖を30ml(1dlあたり)上げる。1型糖尿人は50ml上げる。」という江部康二先生の言葉から、食後血糖を150ml以下に抑えてグルコースの害を減らすための数値だからです。

私は今回「クルミとココナツのキャラメリゼ」を初めて食べました。けっこう甘いのに糖質が低くてびっくり。一袋3.8gです。
AさんとBさんは疲れてイライラする時はこれを一気食べするそうです。(笑)
私が持っていった「低糖質プリン」は糖質3.6g。ちっちゃいけれど甘さはしっかりありますね。これは人気でした。
あと、トップバリューのロールケーキもおいしいって言ってました。(私は食べ損なった)これは8.7g

パンもいろいろあって、ローソンのブランパンシリーズは種類が多くていいです。
パンとしてのおいしさはシャトレーゼかな。
などといろいろご講評いただきました。

最近、女性の糖尿病のご相談が立て続けにありまして、あれ、子どもの相談少ないなあ。(心の声)
でも、糖尿病の改善はすぐに効果が出るのが、こちらとしてはうれしいところです。
ただ、そうです。3ヶ月の壁があるのです。やったー、改善したー!で油断して元の食生活に戻っちゃう。

ここをなんとか乗り越えて、習慣を変えないといけません。
今回のイベントはAさんBさんのモチベーションを保つためのものなのです。
みなさん、「がんばるぞ!」って思っていただけたようです。

もうじき春ですね。食事を変えて体を動かしましょう!

糖質制限人の外食

糖質制限を始めると、一番困ることは外で食事をするのが難しいということではないでしょうか?
我が家では夫が外食ぎらいでしたので、めったに外に食べに行くことはありませんでした。
でも、いろいろな事情で外食をすることはあります。そんなときどうするかをお話しましょう。

どうにもこうにも駄目なもの・・・うどん、ラーメン、丼もの、パスタ、ピザなど。ハンバーガー、フライドポテトなど。
これらの店では糖質いっぱいのメニューしかありません。初めから入らないほうがいいようです。
ハンバーガーショップではチキンナゲットやフライドチキンにコールスローの組み合わせならなんとかなるでしょう。
選び方によってはなんとかなるもの・・・定食がある店なら「ご飯抜き」で注文します。焼き魚定食、鳥の唐揚げ定食、刺身定食などが安心です。ファミレスならば、単品で「サラダ」と「ハンバーグ」「ステーキ」などの肉料理を組み合わせるといいですね。付け合せにじゃが芋や人参、とうもろこしなどの糖質の高いものが付いてきたりしますので、全部食べないこと。
和食はヘルシーなイメージがありますが、煮物やあえものなどには結構みりんや砂糖が使われています。
それよりも、フランス料理やイタリア料理などのほうが砂糖を使わないのでいいかもしれません。でもパスタやデザートには気をつけて!
以前、蕎麦屋にはいって食べたら、後でものすごく眠くなって「しまった!」と思ったことがありました。
蕎麦は半分以上が小麦粉の場合が多いようです。
それでもこのごろはあの牛丼屋さんにもご飯を豆腐に替えたメニューがあったりして、糖質制限人にとってはうれしいですね!

私は実家に帰る時に高速道路を使います。必然的にサービスエリアを利用するのですが、いつも糖質てんこもりの食事にびっくりします。
みなさん、よくもまあ、こんなに糖質を摂って運転ができるものですね!
私は眠くなるのが怖いので、高速運転中はお茶くらいしか飲みません。
うどん、ラーメン、どんぶりものが飛ぶように売れているのを見ると、ただただ驚嘆しています。

GI値と糖質量

GI値、糖質量、という言葉をこのごろよく聞くと思います。どう違うのでしょうか?

GI値は「グリセミック・インデックス」のこと。ブドウ糖が血糖値を上げる率を100として換算します。
白米は73、白いパンは75、うどんは55となります。
ただ、GI値は健康な人を基準としていて、糖尿病の人はGI値が低くても血糖が上がりやすいのだそうです。
また、精製されていない穀物、例えば玄米や全粒粉のパンなどはGI値は低いのですが、糖尿病の人は少し時間はかかるけれども、結局は血糖値が上がってしまうことが多いようです。

それに対して糖質量というのは、炭水化物-食物繊維などの消化できないもの、の量です。
1gの糖質は体重64kgの2型糖尿病の人の血糖値を約3mg上げます。
例えば、糖質55gが含まれる食パン2枚を食べると血糖値は165mg上がります。
そうすると、空腹時血糖が95mgの人は260mgまで上がってしまうことになります。
血糖値が上がると、血管にダメージを与えます。また多量のインスリンが出ると、低血糖症の人は血糖値が下がり過ぎて様々な症状に悩まされます。
ですので、できる限り血糖値の上昇を150mgくらいに抑えたいのです。
そうすると、やはり1回の食事の糖質量を20g以下に抑えることが大事です。
計算と実際には多少の違いはありますが、このように糖質量を計算して血糖値の上がり方を予測することを「カーボカウウント」と言います。
現在欧米ではカーボカウントは糖尿病のコントロールのための方法の一つであると認められていますが、日本ではまだまだマイナーな考え方です。日本では「カロリー制限食」が唯一の糖尿病治療食で、病院の入院食でも全カロリーの60%を糖質で摂るため、ご飯てんこもりの食事になっています。
これはおかしいでしょ?
なんて言おうものなら、栄養士さんに怒られてしまうのです!
プロフィール

poco a poco

Author:poco a poco
加賀瀬みどりです。愛知県出身の60歳です。上田に家を建てて20年近く。高校の講師を19年間続けてきました。2015年7月より上田市内で「子育てカウンセリングルーム」を開設しました。自分の家族の体験から栄養の大切さに気づき、「栄養療法」の勉強を続けてきました。この勉強はかれこれ9年になります。今までの考え方を覆すような驚きの連続でした。勉強したことを生かして、子育てに悩むお母さんがたの手助けをしたいと思っています。

最新記事
最新コメント
月別アーカイブ
カテゴリ
来室数
あなたは
検索フォーム
QRコード
QR
参考リンク
参考図書
おすすめ商品