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なぜ糖質の摂りすぎが怖いのか

Poco a Pocoは初めに書いてあるように「栄養」でサポートする相談室です。
健康な子どもを育てるにはもちろん、栄養だけではなく、運動や睡眠、そして精神的なフォローなどが必要です。
いろいろな子育てのための本を読んでいると、多くは上記のものを組み合わせて書かれています。
Poco a Poco ではあえて「栄養」を一番先にしてお話をします。
それは、私が勉強した「分子整合栄養医学」から体はもちろん、心や脳の働きもまた栄養に左右されている、ということを学んだからです。
このことについてはまた少しずつお話していきたいと思います。
さて、クライアントさんがいらしてお話を始めると、私はしつこく「何を食べましたか?」「いつも好んで食べるものは何ですか?」と聞きます。
お悩みを聞いているうちに、何かが目の前をチラチラと通り過ぎる感じがしてきます。
変なたとえですが、黒いトカゲのようなものがチラチラと出たり消えたりする感じ・・。
お前は何者だ!
やっとのことで尻尾を掴まえて引っ張り出してみると、それは・・・
9割くらいは「低血糖症」なのです。
甘いものが好き、ジュースやアイスが好き、白いご飯をおなかいっぱい食べるのが好き、麺類やパンが大好き。
そのために引き起こされる問題の多さは、「おいしいものを食べて幸せ」という気持ちの何倍も大変なことなのです。
今までにお話してきた子どもの問題だけでなく、糖尿病、心臓病、高血圧、脳卒中、アレルギー、アトピー、認知症、悪性新生物(ガン)とも深い関わりを持っています。
もちろん、「糖質を摂ってはいけない」と言うわけではないですが、「糖質とうまくつきあう」ための知識は絶対に必要だと思います。

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低血糖症の症状2

低血糖症はさまざまな症状が出るので「魔術師」などと呼ばれることもあるそうです。
新宿溝口クリニックの溝口先生の本(うつは食べ物が原因だった)から
低血糖チェックリスト
1 甘いもの、スナック菓子、清涼飲料水をほぼ毎日摂る。
2 空腹感を感じ、おやつを食べることが多い。
3 夜中に目が覚めて、何かを食べることがある。
4 夕方に強い眠気を感じたり、集中力が落ちる。
5 体重の増減が激しい。
6 体重が増えてきた、またはやせにくくなった。
7 イライラや不安感が、甘い物を摂ることでよくなったことがある。
8 頭痛、動悸、しびれなどが甘い物を摂ることでよくなったことがある。
9 安定剤や抗鬱剤を服用しても、あきらかな症状の改善がない。
10 血縁者に糖尿病の人がいる。
この他にも、朝起きられない、異常な疲労感、疑り深くなる、睡眠障害、心臓の異常、感情の不安定などの症状が出ます。
その結果、学校に行けなくなったり仕事に支障が出るようになったりします。
社会に出るために勉強をしている時期には低血糖症は多様なダメージを与えます。
ここで精神科や心療内科にかかると、うつ病や統合失調症などの病気の診断を受け、薬による治療が始まります。
人によっては薬が功を奏して改善する場合もありますが、栄養欠損が激しい時にはそちらを治療しないと改善されず、多剤処方になり人生を失いかねない事態になります。これは私の経験から述べています。
高校を卒業して親元を離れた学生さんが体調を崩してしまう話をよく聞きます。
食事はどうだったのかな、栄養足りていたのかな、と気になります。

低血糖症の症状 1

さて、低血糖症の食事についていろいろ書いてきましたが、ではどうしたら低血糖症であると見分けられるのでしょうか?
低血糖症治療の第一人者の柏崎良子先生(マリヤ・クリニック)によりますと、甘いものなど精製された糖質を摂ると血糖値が急激に上がります。そのため血糖値を下げるホルモンである「インスリン」も大量に出ます。すると、血糖値が下がりすぎてしまいます。
その時冷や汗を流したり、意識が遠のいてパニック発作のようになることがあるそうです。
また、下がり過ぎた血糖値を上げるために、アドレナリンやノルアドレナリンといったホルモン(これらをカテコーラミンと言います)が出ることで、本当に様々な症状が出現するそうです。
攻撃的な行動、恐怖感や不安感、うつ的になる、感情を抑えられない、理性的な判断ができない、幻聴や幻覚、不眠や悪夢、自律神経の失調、朝起きられない、慢性疲労、湿疹やアレルギー、偏頭痛、筋肉痛、食後の眠たさ・・・。
こういった症状で、生活に支障が出るようになると、病院に行きます。
そうすると「うつ病」「統合失調症」「自律神経失調症」などと診断されてしまうのだそうです。
小さい子どもの場合、本人の自覚はあまり無く、だるい、体調が悪い、集中力がない、ムラ気である、怒りやすい、落ち込みやすい、などの症状があります。
親に子どもを注意深く見る目がないと、「能力のない子」「しょうがない子」と評価されて、自分も駄目な子と思うようになってしまいます。

油のとり方

油のとり方についてはまた後ほど、と書いて忘れていました。というだけでなく、油の働きや、とり方については考え方の変化が激しくて、難しいのです。
細かいことを言うときりがないので、ざっくりと変化しない部分を選んでお話しますね。
まず、油=脂質、脂肪酸は体にとって大切なものだ、ということをお伝えしたいです。
脂質は体の中で、細胞膜、核膜などの生体膜の成分となり、血液の成分となり、ステロイドホルモンを合成し、生理活性物質を生成します。また、脂溶性ビタミンの吸収を助けます。
人間の体の中で合成できないため、食物から摂取しなければならないものを「必須脂肪酸」といいます。
これが不足すると、皮膚炎や子どもの成長障害が起こることがあります。
日本人が脂質をたくさん摂るようになって、脳卒中が減ったそうです。細胞膜が丈夫になった=血管が丈夫になった、ということでしょうか。
ところが今度は、摂りすぎが問題になってきました。一時期「リノール酸」が体にいいということでもてはやされたのですが、リノール酸は酸化しやすく、過剰に摂るとがんの原因になることが分かってきました。また、アトピーや花粉症などを促進するらしいと言われています。リノール酸はωー6系です。
そこで、次に脚光を浴びているのが、ω-3系と呼ばれる脂肪酸です。スーパーなどで見たことありますね。えごま油とか亜麻仁油ですね。魚の油「EPA]や「DHA]も同じ仲間です。
ωー3系と6系は「抑制と促進」という正反対の働きをしているそうです。
栄養って面白くて、セットになっていてバランスよくその都度、体に必要な働きをするものがたくさんあります。
だから、「これが体にいいから」と一つのものだけを摂りすぎてはいけないんでしょうね。
そして、動物の脂である「飽和脂肪酸」は言われているほど体に悪いものではないようです。
また、トランス脂肪酸は、人工的に作られたもので、大量に摂らない方がいいそうです。(マーガリン、ショートニングなど)

結論です。
リノール酸を使った揚げ物などは毎日食べない。(週1,2回ならいいですよ)
魚を意識して食べる。特に青い魚(あじ、さば、いわし、さんまなど)を。
子どもは成長期なので、肉類もしっかり食べさせてください。
そして、トランス脂肪酸がたくさん入っているお菓子は食べ過ぎないようにしましょう。

低血糖症の食事3

さて、問題のおやつです。低血糖症の人の多くは「甘いもの」が大好きです。甘いものを食べないなんて絶対!絶対無理!となります。大丈夫、方法はあります。
まず、砂糖の代わりに「ラカントS」「パルスイート」といった糖質ゼロの甘味料を使います。
小麦粉の代わりに「大豆粉」「アーモンド粉」などの糖質の低い粉を使います。
これらを使って手作りします。ゼリー系は割合うまくできますが、ケーキはなかなか膨らまないのが残念です。
最近では「糖質ゼロチョコレート」や低糖質プリン」などのお菓子がスーパーの棚に並んでいたりします。いつも手作りは疲れる、という時はこういうものを活用しましょう。
アイスクリームも冷凍庫で冷やすアイスクリーマーを使ったら、簡単につくることができます。乳製品のアレルギーなどがあったら、ジェラード風にしてみてはどうでしょう?豆乳を使ったり、このごろは「ライスミルク」なんていう面白いものもありますね。
ただ、子どものおやつは「食事と同じ」と考えてほしいです。ナッツ、ゆで卵、焼き鳥、無糖ヨーグルトなどのタンパク質のおやつをがっつり食べていただいて、その後低糖質の甘いものを少し食べる、というのがいいと思います。
飲み物も、のどが渇いたところに、ジュースだのスポーツドリンクだのをがぶ飲みしないように、まずは水とか麦茶などで喉の渇きを押さえてから、糖質ゼロとかオフとかの飲み物を少し飲むようにしたいものです。
本当は甘いものはすっぱりと止めたいところですが、急に止められない時はこんな方法がいいのではないでしょうか?
たんぱく質をしっかり摂ることで、体はあまり糖質を欲しなくなります。そして、食は習慣のものです。
甘いものよりもたんぱく質のおいしさを教えてあげてください。
もしも子どもさんが寝る頃になるとキャーキャー騒いだり、ゴタゴタ言ったり、夜泣きをして困るという時は「晩ごはんに糖質が多くなかったか」「お風呂上りにアイスやジュースを摂っていないか」振り返ってみてください。
プロフィール

poco a poco

Author:poco a poco
加賀瀬みどりです。愛知県出身の60歳です。上田に家を建てて20年近く。高校の講師を19年間続けてきました。2015年7月より上田市内で「子育てカウンセリングルーム」を開設しました。自分の家族の体験から栄養の大切さに気づき、「栄養療法」の勉強を続けてきました。この勉強はかれこれ9年になります。今までの考え方を覆すような驚きの連続でした。勉強したことを生かして、子育てに悩むお母さんがたの手助けをしたいと思っています。

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