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アレルギーと腸

アレルギーに悩む人はとても増えています。昔だったら子どもの時は症状があったけれど、だんだん良くなっていった、というケースが多かったように思うのですが、今は大人になっても皮膚の症状に苦しんでいる方がたくさんいらっしゃいます。
症状がひどくなると病院でお薬による治療をするのですが、なかなかすっきりと治りません。
根本的な治療というのは無いものなのでしょうか?
最近、アレルギーと腸との関係が重要だという考え方が、栄養療法をしている医師の間で広がっています。
腸内環境を整えることで様々なアレルギー症状が治まるとのことです。

腸内環境を悪化させる原因をいくつか挙げてみましょう。
① 腸の粘膜の未成熟
粘膜がしっかり機能するためには、たんぱく質、亜鉛、鉄、ビタミンB群、ビタミンAなどの栄養が必要です。
赤ちゃんがお腹の中にいる時にお母さんの栄養が不足していたり、ぎりぎりの状態だったりすると、赤ちゃんは栄養が足り
ない状態で生まれてきます。そして、お母さんの母乳も栄養が足りないと粘膜がしっかり機能しません。
そういう状況で早い時期から離乳食を始めると、アレルギーの下地を作ってしまいます。
② 腸の粘膜の栄養不足
①と重なる部分が多いですが、食生活が乱れていて、しっかりと栄養を摂らないと腸の状態が悪化します。
③ 抗生物質の影響
熱がでた、中耳炎になる。病院に行くと抗生剤が処方されます。それをくり返すうちに腸内細菌のバランスが崩れてしまいます。
感染に弱いのは栄養の不足があるからです。なかなか難しいと思いますが、抗生剤→腸内細菌悪化→免疫の低下で病気→
抗生剤、という負のスパイラルを止めることが必要です。
④ カンジタの感染
腸内細菌叢が悪化するとカンジタ菌の感染が起きます。そうすると粘膜の機能がますます落ちて「リーキーガット症候群」になります。カンジタ菌の好物は精製された糖質です。
   
では腸内環境を整えるには、何をすればいいのでしょうか?
①、②から・・妊娠中からしっかりと栄養を摂ること。体重を増やしてはいけないと、食事制限を指導されることがありますが、
制限すべきは糖質です。たんぱく質は赤ちゃんの成長に大変重要です。むやみに制限しないほうがいいのです。
また、母乳の場合はお母さんが必要な栄養をしっかり摂ること。母乳の出が悪い時には、あまり母乳に固執しないほうがいいのでは、と思います。
そして、赤ちゃんの離乳は慎重に。「うちの子、もうこんなものを食べているのよ」などと言われると焦るものですが、そこはがまんです。特にお腹がゆるくなりがちな子はあわてて離乳してはいけません。腸の機能が完成するのは1歳頃と言われています
③から・・免疫力はたんぱく質や鉄、亜鉛などを摂ることで高められます。1歳を過ぎたら少しずつたんぱく質をあげましょう。レバーなども様子を見ながらあげましょう。下痢をするようなら、まだ早いと思って、もう少し待ってくださいね。
④から・・糖質の制限はここでも重要ですね。初めての子どもの時はうんと気をつけていたのが、二人目三人目となるうちに、ゆるくなってしまいます。(私もそうだったので、よく分かります)
前回も書いたように「おやつの主体はあまいものではない」ということを忘れないように!!
いつもきちんとコントロールするのは難しいですが、知っているのと知らないのとでは絶対に違います。
今日は(いろいろあって)甘い物をいっぱい食べさせてしまったが、明日からは引き締めていこう、と思いますから。
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アトピー、アレルギーのこと

相談室にいらしゃる子どもさんで、アトピーやアレルギー、花粉症、ぜんそくなどに悩んでおられる方はけっこう多い気がします。
お話を聞いていると「甘いお菓子が大好きで困ります」とか「アイスクリームが無いとどうしようもないんです」という話題が出てきます。
繰り返しになりますが、血糖値を上げやすい砂糖などの糖質は低血糖症の原因になるばかりでなく、アレルギー性疾患を悪化させる原因ともなります。
理由をお話して分かっていただいても、お母さんは「ではどうやって、甘い物をやめようか?」と新たな悩みを抱えてしまいます。
子どもさんが甘い物から離れられない場合が多いのです。

私自身も、大の甘党の子どもが「甘い物が食べたい、甘い物が食べたい!」とごたごた言うので、大変困りました。
そして、困りながらもいろいろ工夫してみました。
砂糖を使わないで甘いおやつを作るわけです。
まず、おやつは手作りが一番安心です。材料が自分で選べるからです。
砂糖の代わりに血糖値が急激に上がらない「ラカント」「パルスイート」「キシリトール」などの甘味料を使います。
小麦粉は全粒粉を少しだけ使い、そこにプロテイン、アーモンド粉、大豆粉などを適当に配合してケーキやクッキーを焼きました。
ゼリーやプリンも甘味料を使います。こちらは焼き菓子よりも簡単にできました。
アイスクリームは「グリコの80キロカロリー」という市販のものが使えますが、クリームを泡立ててつくればたっぷり食べられます。
手作りのいいところは、たんぱく質をたっぷり入れることができる点です。

そしてもうひとつ、大事な点です。
栄養療法の見方からすると、アトピーやアレルギー(花粉症、ぜんそくも同じ)は、粘膜が弱いからそこを強化する栄養を摂るということが重要になります。
粘膜が弱いのは、たんぱく質、鉄、亜鉛、ビタミンB群、ビタミンAなどの皮膚を丈夫にする栄養素が不足しているからです。
子どもさんがお腹をすかせて帰ってきたら、まずチーズやゆで卵、鳥の唐揚げなどのたんぱく質系のおやつを食べさせて、その後で甘いおやつをあげます。血糖値が上がりにくい上に、甘いお菓子を大量に食べないで済みます。
そして、食事の時にも肉や魚介、野菜を組み合わせて不足している栄養素を補うようにしましょう。

このごろ、相談に来てくれたお母さんから「こんな低糖質のピザを見つけましたよ」などと逆に教えていただくようになりました。
うれしいですね!
お母さん方のいろいろなアイデアをいただいて、栄養たっぷり、低糖質のおやつが増えていくといいですね!

ビタミンCの抗酸化力

1954年にノーベル賞を受賞したライナス・ポーリング博士は、栄養療法の生みの親の1人です。博士が栄養を使って病気の予防や治療ができる、と考えるようになったのは60歳を過ぎてからのようです。
「風邪とビタミンC」「がんとビタミンC」などの本を著したのは1970年代のことです。
博士は「人間は栄養所要量の200倍のビタミンCが必要だ」と述べています。そして、さまざまな疾患にビタミンCの摂取が有効であると述べています。
ポーリング博士は大変直観力というか洞察力の鋭い方だったようです。天才肌の研究者と言えましょう。
しかし、残念ながらポーリング博士の考え方はアメリカの医学界では受け入れられることはありませんでした。
「ビタミンCはがん細胞を殺す」とポーリング博士は述べましたが、結局彼の生きている間に、それを証明することはできませんでした。

それから40年以上が過ぎて、今、アメリカでも日本でも静かに「高濃度ビタミンC点滴療法」が広まっています。
ビタミンCはがん細胞だけを選択的に殺し、正常な細胞にはなにも害を与えないそうです!
ただ、その効果を得るためには、口から摂取するのでは足りなくて、点滴によって体内のビタミンC濃度を上げる必要があるのだそうです。そんな訳で高濃度のビタミンCを点滴するようです。
ビタミンCの抗酸化力はすばらしいものがあります。
酸化というのは、「サビ」と同じことで、人の体は加齢やまちがった生活習慣によってどんどん酸化され、老化していきます。
それを防いでくれるのが、ビタミンCなのだそうです。
ビタミンC点滴をすると、がんに効くだけでなく、お肌がつやつやになるそうですよ!
もちろん、副作用もなし!

私はもし自分ががんになったら、絶対にビタミンC点滴をしようと思っております。
ところが、私の入っている保険では適用されないと聞いて、ええっ!!となりました。
残念ですが、仕方ありません。それなら「自費」でやるつもりでおります。
こういう話題に興味をもっていらっしゃる方は
『ビタミンCががん細胞を殺す』『ビタミンCはがんに効く』など、いろいろな本が出ています。
ぜひ、調べて読んでみてください。

ビタミンCのお話

ビタミンCといえば、「お肌にいい」「風邪に効果がある」という話を聞いたりします。
鉄欠乏性貧血のところでもお話したように、たんぱく質+鉄+ビタミンCでコラーゲンが作られます
お肌ピチピチ!のコラーゲンですが、実は私たちの体のすべてのたんぱく質のうち30%はコラーゲンです。
コラーゲンが不足すると組織と組織の結合がうまくいかなくなり、その症状は全身に現れます。
お肌がガサガサになる、関節が痛む、歯肉から出血する、血管が切れやすくなってちょっとしたことで出血する。
また、免疫力が弱くなってインフルエンザなどの感染症にかかりやすくなります。

ビタミンCの発見は大航海時代にさかのぼります。長い航海の間、新鮮な野菜や果物を食べられなかったために、「壊血病」にかかって亡くなった船乗りがたくさんいました。それを防ぐために「レモン」を食べるといいことが分かり、船にレモンを積み込むようになったということです。ビタミンCは「アスコルビン酸」とも呼ばれますが、これは「壊血病を防ぐ酸」という意味だそうです。

また、動物の多くはビタミンCを自分の体内で作ることができますが、人間を含む霊長類、モルモット、オオコウモリは体内でビタミンCを作ることができません。ビタミンCを作ることができる動物たちは病気になると合成量を増やすので、あまり病気になりません。
しかし人間は長い進化の過程の中でビタミンCの合成能力を失ってしまったのだそうです。おそらく、果物や野菜などから十分に摂ることができたためではないかと言われています。けれども現代の食生活では必要な量を摂ることが難しい場合が多いです。野菜を食べない、果物を食べないことが多いからでしょうね。
また、タバコを吸うとビタミンCが消費されてしまいます。タバコ1本で25mgのビタミンCが消費されるそう!

愛煙家は心がけてビタミンCを摂るようにしましょう。

ビタミンCはまた、副腎で作られるアドレナリンやノルアドレナリンなどの抗ストレスホルモンの産生にも重要な働きをしています。
ストレスの多い現代社会では、自分でも気が付かないうちに栄養を消費してしまうのです。ビタミンCが少ないと副腎はどんどん萎縮して働かなくなってしまいます。こうなると「副腎疲労」といってだるくてだるくて何もできない、ひどい時には寝たきりのような状態になってしまいます。
今年の6月に開いた講演会でT先生が「身動きもできないくらいになった高校生」の症例を話してくださいましたが、そういう状態にまでなってしまうこともあるのです。
ビタミンCもB群と同じく水溶性で、たくさん摂るとおしっこの中に溶けて排泄されてしまいます。
排泄されるのでは意味がない、ということはなくて、体の中できちんと働いて余分なものが排泄されるのです。
ですので、摂り方のコツとしては、一度にまとめて摂らないで、回数を増やしてこまめに摂るということです。
ビタミンCは天然のものも、合成されたものも性質が同じです。ドラッグストアに置いてある安いサプリメントで十分ですので、試しに飲んでみてください。


糖質制限人の外食

糖質制限を始めると、一番困ることは外で食事をするのが難しいということではないでしょうか?
我が家では夫が外食ぎらいでしたので、めったに外に食べに行くことはありませんでした。
でも、いろいろな事情で外食をすることはあります。そんなときどうするかをお話しましょう。

どうにもこうにも駄目なもの・・・うどん、ラーメン、丼もの、パスタ、ピザなど。ハンバーガー、フライドポテトなど。
これらの店では糖質いっぱいのメニューしかありません。初めから入らないほうがいいようです。
ハンバーガーショップではチキンナゲットやフライドチキンにコールスローの組み合わせならなんとかなるでしょう。
選び方によってはなんとかなるもの・・・定食がある店なら「ご飯抜き」で注文します。焼き魚定食、鳥の唐揚げ定食、刺身定食などが安心です。ファミレスならば、単品で「サラダ」と「ハンバーグ」「ステーキ」などの肉料理を組み合わせるといいですね。付け合せにじゃが芋や人参、とうもろこしなどの糖質の高いものが付いてきたりしますので、全部食べないこと。
和食はヘルシーなイメージがありますが、煮物やあえものなどには結構みりんや砂糖が使われています。
それよりも、フランス料理やイタリア料理などのほうが砂糖を使わないのでいいかもしれません。でもパスタやデザートには気をつけて!
以前、蕎麦屋にはいって食べたら、後でものすごく眠くなって「しまった!」と思ったことがありました。
蕎麦は半分以上が小麦粉の場合が多いようです。
それでもこのごろはあの牛丼屋さんにもご飯を豆腐に替えたメニューがあったりして、糖質制限人にとってはうれしいですね!

私は実家に帰る時に高速道路を使います。必然的にサービスエリアを利用するのですが、いつも糖質てんこもりの食事にびっくりします。
みなさん、よくもまあ、こんなに糖質を摂って運転ができるものですね!
私は眠くなるのが怖いので、高速運転中はお茶くらいしか飲みません。
うどん、ラーメン、どんぶりものが飛ぶように売れているのを見ると、ただただ驚嘆しています。

GI値と糖質量

GI値、糖質量、という言葉をこのごろよく聞くと思います。どう違うのでしょうか?

GI値は「グリセミック・インデックス」のこと。ブドウ糖が血糖値を上げる率を100として換算します。
白米は73、白いパンは75、うどんは55となります。
ただ、GI値は健康な人を基準としていて、糖尿病の人はGI値が低くても血糖が上がりやすいのだそうです。
また、精製されていない穀物、例えば玄米や全粒粉のパンなどはGI値は低いのですが、糖尿病の人は少し時間はかかるけれども、結局は血糖値が上がってしまうことが多いようです。

それに対して糖質量というのは、炭水化物-食物繊維などの消化できないもの、の量です。
1gの糖質は体重64kgの2型糖尿病の人の血糖値を約3mg上げます。
例えば、糖質55gが含まれる食パン2枚を食べると血糖値は165mg上がります。
そうすると、空腹時血糖が95mgの人は260mgまで上がってしまうことになります。
血糖値が上がると、血管にダメージを与えます。また多量のインスリンが出ると、低血糖症の人は血糖値が下がり過ぎて様々な症状に悩まされます。
ですので、できる限り血糖値の上昇を150mgくらいに抑えたいのです。
そうすると、やはり1回の食事の糖質量を20g以下に抑えることが大事です。
計算と実際には多少の違いはありますが、このように糖質量を計算して血糖値の上がり方を予測することを「カーボカウウント」と言います。
現在欧米ではカーボカウントは糖尿病のコントロールのための方法の一つであると認められていますが、日本ではまだまだマイナーな考え方です。日本では「カロリー制限食」が唯一の糖尿病治療食で、病院の入院食でも全カロリーの60%を糖質で摂るため、ご飯てんこもりの食事になっています。
これはおかしいでしょ?
なんて言おうものなら、栄養士さんに怒られてしまうのです!

糖質制限人の生活

糖質制限をしている人のことを糖質セイゲニストというそうです。
ネットで「糖質制限」「ブログ」と検索するとたくさん出てきます。
みなさん、糖尿病や低血糖症やダイエットや、いろいろな理由で糖質制限を始めておられます。
大変厳しい糖質制限をしている方から、けっこうゆるい方までいろいろあります。
めやすとしては一回の食事で糖質量10~20gに抑えるのがいいようです。
私はこのごろ「食品別糖質量ハンドブック」(監修 江部康二 洋泉社)という本を買いまして、それを見ながら、とはいってもゆるゆるの時もありますが、食事作りをしています。
食パン1枚・・26.6g 白米150グラム・・55.1gなどと書いてありますから、穀類を食べたらぜったいNGとなってしまいます。
芋やかぼちゃなどを除く野菜で大体10gと目分量で決めて、あとの10gをいかに有効活用するか、というあたりが、頭を使うところですかね?
肉100gのとんかつが糖質11.3g。これはほとんどが衣の糖質でしょうね。
チキンソテー(肉50g)が糖質2.1g。これならもっと肉を増やせそう。
これをめんどくさいと思わないように!これはゲームだと思うようにしています。
そうはいっても秋が深まると、柿(33.8g)りんご(31.2g)みかん(8.8g)などの果物が押し寄せてきます。
そのせいでこのごろ、冬眠前のくまのように体重が増えてきました。まずい!

江部先生の本によれば、果物は果糖を多く含むので血糖値はあまり上がらないけれど、中性脂肪に変わりやすいので太りやすいのだそうです。糖尿人はりんご半分、みかん1個くらいならOK。でも低血糖症人は食べないほうがいい。
食物に対する反応は人それぞれなので、調べて、自分の体で試して、自分なりの食生活を作っていくしかないようです。

私は仕事に行く時はお弁当を作っていましたが、最近手抜きになって時々コンビニに寄ります。
おにぎり(38.8g)はあきらめて、サンドイッチ(18.1g)をチョイスします。仕事が長引きそうな時は唐揚げ(2.2g)を付けます。
他にもツナサラダやおでん(練り物は避ける)などもOKです。

あれもだめ、これもだめと思うよりは、あれならOK、これならOKと思うようにするのが続けるひけつではないかな?

パントテン酸とストレス

パントテン酸はビタミンB群のひとつで、ギリシア語の「どこにでもある」の意味から名づけられたそうです。
その名の通り、動物や植物など多くのものに含まれる栄養素です。主に脂質の代謝に働きます。
その他にも性ホルモンや副腎皮質ホルモンの生合成に関わり、ストレスがかかると需要が高まることが知られています。
つまり、パントテン酸は「抗ストレス栄養素」ということが言えると思います。
ストレスの多い現代社会、パントテン酸は重要な存在だと言えます。
ストレス時には「パントテン酸」+「ビタミンC」+「ビタミンE」を摂るといいそうですよ!
パントテン酸は先に述べたように、多くのものに含まれるので、あまり欠乏症にはならないのですが、気をつけないといけないことがあります。
パントテン酸は食べ物から摂る一方で、腸内細菌によって体内で合成もされます
ですので、腸内環境が悪化すると、必要量が合成されなくなるという危険性があります。
抗生剤を頻繁に飲む人は注意が必要です。
欠乏すると、ビタミンB1のようなはっきりした欠乏症は見られないかわりに、分かりにくい複雑な代謝障害が起こります。
成長障害・体重の減少
生殖機能の障害(不妊)
皮膚・毛髪・育毛の障害
副腎機能の低下
突然死
低血糖症
などなど、いろいろな不調を引き起こします。
できることなら、ストレスを避けて生活したいものですが、うまく避けられないことも多いですよね。
人間関係のストレス、仕事のストレス。大人だけではなく、子どもたちも大きなストレスに押しつぶされそうになっています。
本当に大変なときは「逃げてしまえ!」とアドバイスすることも大切ですね!
会社や学校をしばらくお休みして、心身を休ませるのです。
それと「ストレス耐性」を付けるために栄養摂取が役に立つのではないでしょうか。
タンパク質(パントテン酸の材料)とビタミンCとビタミンEを摂ってストレスに備えるのです。

ビタミンB12と葉酸のこと

ビタミンB12は「コバラミン」とも呼ばれます。動物性食品、特に肉類に多く含まれています。
B12が不足するのは「肉類を食べない」時と「胃が悪い」時の二つがあります。
肉類を食べない人というのは厳格な菜食主義の人。いわゆるビーガンと呼ばれる人ですね。
また、胃が悪いというのは、萎縮性胃炎の人やガンなどで胃を切除した人などです。
B12が不足すると「巨赤芽球性貧血」や高齢者で末梢神経炎手足の震えなどが起こります。
葉酸はDNAの合成や細胞分裂にきわめて重要な働きをします。葉酸+ビタミンB12は一緒に働きますが、特にこれから妊娠出産を控えている女性は気をつけないといけないことがあります。
葉酸の摂取が十分でない母親が出産した新生児に二分脊椎などの神経管異常が高率に発生するということです。
これはとても重篤な障害ですが、葉酸を補給することで予防できるということです。
そのため、欧米では葉酸の摂取を義務づけたり、葉酸を添加したパンやシリアルを普通に販売しているそうです。
日本はまだまだ遅れていて、なかなかそういうことができませんが、埼玉県の坂戸市では女子栄養大学と協力して「坂戸葉酸プロジェクト」という取り組みを行っています。
坂戸市では葉酸を添加したパンや米を販売しているそうです。この取り組みが成果を上げれば、全国に広がるかもしれませんね!
ところで、新生児の二分脊椎のことですが、神経管ができるのは妊娠のごく初期です。ですから、妊娠に気が付いた時にはすでに遅いということもあります。
妊娠の可能性のある女性は日ごろから葉酸+ビタミンB12が含まれる食品をしっかり摂るようにしないといけません。
ちなみに
葉酸・・・ほうれんそうなどの緑色の野菜、レバー、胚芽、大豆
ビタミンB12・・・シジミ、ハマグリ、チーズ、うに、レバー
などに多く含まれています。

ビタミンB6の働き

ビタミンB6は1934年にねずみの抗皮膚炎因子として発見されました。
B6が不足すると、特に幼児では痙攣や不安、落ち着きのなさなどの症状が現れます。これは前回のナイアシンのところでも書いたように、脳内神経伝達物質を作る時にビタミンB6が必要になるのに、それが不足してしまうことで起こる症状です。
B6は動物性のたんぱく質に多く含まれます。鰹、まぐろ、さんま、鶏肉などです。
子どもさんにこういったB6を多く含む食材をたべさせるとか、まだ赤ちゃんならお母さんが食べて母乳を通して与えることが重要です。
ところが、多くの場合、「てんかん」を疑っててんかんのお薬を飲むことになったり、「発達障害」を疑ってコンサータなどのお薬が出たりします。
お薬をすべて否定するわけではないのですが、もしも栄養の不足が原因であるならば、栄養を入れてあげるのが一番大事なのではないでしょうか?
この他にも、夜寝てから怖い夢を見て目が覚める、夜驚症などもビタミンB6の不足から起こる症状です。赤ちゃんの夜泣きはお母さんにとっても大変辛いことですね。
それがお母さんがB6を摂って母乳から赤ちゃんに飲ませると、魔法のようにぴたっと夜泣きが止むそうですよ。
こういうことを知っているのと知らないのとでは、子育てのストレスが随分ちがうのではないでしょうか?
プロフィール

poco a poco

Author:poco a poco
加賀瀬みどりです。愛知県出身の60歳です。上田に家を建てて20年近く。高校の講師を19年間続けてきました。2015年7月より上田市内で「子育てカウンセリングルーム」を開設しました。自分の家族の体験から栄養の大切さに気づき、「栄養療法」の勉強を続けてきました。この勉強はかれこれ9年になります。今までの考え方を覆すような驚きの連続でした。勉強したことを生かして、子育てに悩むお母さんがたの手助けをしたいと思っています。

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