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リスパダールが承認される・・

フリーライターかこさんという方が開設している「精神医療の真実 教えてくださいあなたの体験」というブログに、向精神薬のリスパダールという薬が発達障害の子どもたちに使用することが承認された、という記事が載っておりました。

少し前まではリタリン。これが依存患者をいっぱい作って使えなくなり、次にコンサータ、ストラテラ。
エビリファイという統合失調症の薬も使われ始めました。そして今度はリスパダール。

これらの薬のおかげで楽になった、という人もたくさんいるとは思います。でも、副作用でたいへんな思いをした方、これからする方もいるのです。

思い出話をいくつか書きましたが、あの頃は子どもや青少年に向精神薬を使うという考え自体がほとんど無い頃でした。
学校に行けて(いろいろ問題はあったにしても)いる子どもや生徒に対しては基本的に投薬は無かったし、親もそういうことを考えたことが無かったのです。
だから、大変は大変だったのですが、話をしたり、なだめたり、すかしたりしてなんとかやっていきました。

ある時期から急に精神科の薬を飲む子が増えてきました。
ある男の生徒はパキシルを飲むようになってから様子がおかしくなりました。
相談室で悩みを聞いていると、突然彼がふらふらと窓のところに歩いて行って、窓枠に足を掛けて飛び降りようとしたのです。
驚いたのなんのって。あわてて二人がかりで止めました。

彼が行っている精神科に電話をして、そのことを話して相談しました。
彼は統合失調症という診断でしたが、私には発達障害の子が思春期になりがちな統合失調症様の症状のように思えたので、そのことも話しました。
その結果・・・どうなったと思いますか?
彼の服薬量は倍になったのです。
後で彼からそのことを聞いて、わが耳を疑いましたよ。

その男子生徒は私たちの必死のフォローでなんとか卒業しましたが、進学先で亡くなりました。
建物の6階から落ちたそうです。
落ちた・・落ちた・・落ちた・・。
彼の死は事故として扱われましたが、私は絶対ちがうと思っています。

私は精神医療を信じることができません。
精神科の薬なるものを信じることができません。

これからも彼のような犠牲者が何人出るのだろう、そう思うと絶望的な気持ちになります。
いや、絶望してる場合じゃない。
もう1人の私が言います。
栄養で改善することができる、ということを言い続けないとだめだよ。
小さな小さな活動でも続けることが大事だよ、と。
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思い出話  Dくんのこと

もうひとつ思い出話です。
今度はADHDのDくんのこと。
私が副担任をしたクラスの男の子です。

授業中にうろうろと立ち歩いて、「何してるの」と言うと、「ゴミを捨ててくる」と言ってゴミ箱に向かいます。
ついでに友達の足をひっかけて、戻ってくる時には誰かの首を絞めています。
絞められた方は黙っていません。大騒ぎが始まります。
こんなことが授業中に何回もくり返されます。
Dくんと小学校から一緒だった女の子が言うには「Dくんさあ、いっつも先生に怒られて立たされていたよ~」
大体の子は高校くらいになると落ち着いてくるものですが、Dくんはそうなりませんでした。

担任がお母さんと話をしたのですが、お母さんは激怒して「そんなことは知りません!」だそうです。
そのうちDくんの生活が乱れて、たばこやら何やらで退学になるかもしれない状態になりました。
困った担任はお父さんに連絡を取りました。
Dくんのせいで夫婦の間もおかしくなってしまって、お父さんは家を出てしまったそうですが、なんとか連絡がついて、学校に来てくれました。

「なんとも、面目ねえことで。」
やってきたお父さんはDくんが年取った感じの人。
でも、とてもしっかりした方でした。
「実はおれも昔はDとおんなじようなもんだったんです。・・・大人になればなんとかなるんで・・・」
そう言われましても・・・。
Dくんが今置かれている状況をいろいろ説明して、退学もありうることをお話しました。

分かりました。とお父さんは言われました。
駄目になった時はおれが仕事に連れて行って仕込みます。(お父さんは自営業でした)
責任持って引き取るので、やれるところまでお願いいたします。
私たちも了解しました。

ところがDくんにとっては、こんなまずいことはないらしいのです。
「だってさあ、おやじといたらさあ、すぐ殴られるし。絶対いやだ。まじ勘弁してよ。」

仕方なく、Dくんは生活を改めました。夜遊びは止めました。授業中もかなりおとなしくなりました。
時々どうにもがまんできなくなって、うろうろ出歩くことがあります。
「ちょっと、D、分かってんの・・?」
この時、私の頭の後ろには、仁王さんの炎みたいなものが出ていたかもしれません。
さすがのDくんも席に戻り、しばらくため息などをついて、その後寝てしまいました。

しかたないですね。動けないなら寝るしかないわけで。静かな方がありがたいので、そのままにしておきました。

「ねえ、Dくん、卒業できたらまる金でカツどんおごってあげるよ。」とある日わたしが言いました。
「ほんと、おれ頑張るし!」
やっとのことでDくんは卒業式を迎え、お母さんとも涙でお別れしました。
Dくんは遠くの専門学校に進学しました。
卒業式の後で「カツどん食べにいこうぜ!」とさそったのですが、「いいよ~。世話になったうえに~。」と遠慮して来ませんでした。

D君はどうしているかなあ。もうそろそろ結婚して子どもがいてもおかしくない年頃だけど。
もし、ちゃんと稼いで家族を養っていたら、ほんとに今度こそカツどんをおごってあげたいです!


思い出話 C子ちゃんのこと

『いやいやえん』のしげるちゃんの話をしたら、いろいろ思い出すことが出てきました。
ちょっと、私の思い出話にお付き合いください。

私は高校で常勤の講師の仕事を長いことしてきました。
自分ではいつも、来年は辞めるかも、と思っていたので、正規の教員になる気もなく過ごしてきました。
ある程度年を取っていたので、「生徒相談」の係をしました。
その時に担任の先生から頼まれて世話をしたのがC子ちゃんです。

「どうも面接が苦手で、就職試験が近いのにうまくできない」とのことでした。
そこで、放課後に相談室に呼んで何回も練習しました。
困ったことに、まず相手の目を見て話すことができません。
視線があっちを向いたりこっちを向いたり。
「目をみて!ほら、こっちを見て!」と注意するのですが、それができないんです。
質問の答え(例えば、あなたの得意なことは何ですか、とかなぜわが社を希望したのですか、など)も、「ええ・・あの・・その・・」といった感じ。

彼女は小学生の頃に発達障害と診断されて、専門の病院に通っていたそうです。
対人関係だけでなく、音や感触にも敏感で、昼休みに教室でお昼ご飯を食べることができません。
うるさすぎて駄目なんだそうです。それで、3年間担任の先生の部屋で食べたそうです。
C子ちゃんはとてもまじめで、いろいろ大変なことがあったと思いますが、がまんできるところは一生懸命がまんして、一見すると普通の高校生活を送っているように見えました。
成績も優秀で、資格もたくさん取ったので、就職はスムーズにいくと周りは思っていたのですが・・・。

結局面接でどうしてもうまくいかず、卒業の時も就職が決まりませんでした。
卒業式の後で本人とお母さん、担任の先生と私とで今後のことを相談しました。
彼女の家は母子家庭で、お母さんは彼女が安定した職に就いてくれることを目標にがんばっていたのです。
お母さんもC子ちゃんも泣きました。私たちももらい泣きしてしまいました。
「○○病院の先生は、もう治ったって言ったんだよ。大丈夫だって。それなのに・・」

ひとしきり泣いた後でお母さんは  「ああ、くたびれた!先生タバコ吸っていい?」

どっとずっこけました。でもみんなで笑い出してしまいました。
ほんとは校舎内禁煙ですが、特別に・・。

そして、ともかくアルバイトから始めて、正社員の道を目指そうということになりました。
彼女は大手スーパーのお惣菜を作るところでアルバイトを始めました。
きちんとした性格なので、長く続いたようです。
その後のC子さんのことは残念ながら分かりません。でも、きっとまじめに一生懸命がんばっていると思います。

子どもはみんな問題児

中川李枝子さんの『子どもはみんな問題児』という本を見つけて、懐かしくて衝動買いしてしまいました。

中川さんといえば、『ぐりとぐら』のシリーズで知られている絵本作家です。
わが家でも子どもたちが小さいころによく読んだものです。

ぼくらのなまえはぐりとぐら
このよでいちばんすきなのは
おりょうりすること たべること
ぐりぐら  ぐりぐら

暗記するくらい、何度も読みました。
『ぐりとぐら』も好きですが、我が家で一番人気があったのは『いやいやえん』というお話です。
絵本よりは文字が多かったので、5歳くらいから読んだ気がします。
その本の主人公「しげるちゃん」が、これがまたすごい。
悪いこと、いたずら、いじわる大好き、かんしゃく持ち、でも好奇心旺盛で本当に子どもらしい子どもです。
しげるちゃんはわが家の子どもたちのアイドルです。
ミッキーよりもスヌーピーよりも(スヌーピーはひねくれていて、結構面白いキャラですが)しげるちゃんの人気はNo.1です。

中川さんは保母(今は保育士)として17年働きました。その時の経験からたくさんの絵本を書かれたそうです。
東京の世田谷区にあった無認可園「みどり保育園」に通ってくる子どもたちは「新米の私は毎朝、覚悟を決めて家を出なければならないほど、たくましい子どもたちでした。」
1960年代から70年代のこと。私もちょうど中川先生に教わったくらいの年ですが、子どもの人数も多くて、いつもひしめきあっていた時代です。

何かというと「昔は良かった」という人がいますが、決してそんなことはないですね。
私も初めに就職した頃は本当に泣かされました。中学生を教えていました。
結婚して長野に来て、高校の先生になった頃も、実業高校だったせいもありますが、生徒はたくましくふてぶてしく、油断をすれば大変な騒ぎになりまして、月曜日には「胃が痛い」という日々でした。
今の子どもたちの方がよっぽど優しくて繊細です。
「このごろの子どもは・・」という人には「あんた何言ってるの?」と言いたいですね。

思うに今の時代にしげるちゃんがいたら、「発達の問題あり」ということで、療育だの投薬だのと言われていたかも・・。
いや~ぜったいそうなっていますね~。
当時は時間の経過と共に成長していった子どもたちが、今はそうはいかない状況があるのかもしれませんね。

「子どもはみんな問題児というのが、私の持論です。」
「けんかがあると保育園が活気づきました。だから私はけんかが好きでした。」
「子どもはいつも全力で生きていますから、とても大変です。私は子どもを見ていて、自分がもう一度子どもになりたいとは思いませんでした。」
「お母さんは子どもがどんとぶつかってきてもよろけるようではだめです。」

うーん、子どもとともに生きてきた人の言葉ですね!
弱っちくなったのは、大人の方でしょうか?

溝口先生の新しい本が出ました。

何となく寄った本屋で、新宿溝口クリニックの溝口徹先生の新しい本を見つけました。
『2週間で体が変わるグルテンフリー健康法』という本です。
タイトルだけだと、今流行のGFの本かな、と思いますが、中身を読んでみると、発達障害の子どもさんの症例がたくさん載っていて、これは私のブログで紹介しよう!と思った次第です。
以前に出版された『子どもの困ったは食事でよくなる』は最近絶版になってしまって、アマゾンでも中古本の取り扱いしかなく、残念だなあと思っていたので、大変ありがたいです。

このブログでもずっと紹介してきた、遅延型アレルギー(IgGアレルギー)のことや、リーキーガット症候群のことが分かりやすく書かれています。
そして、自閉症の子どもさんに腸の粘膜が弱い子が多いこと、GFCFと共に腸の粘膜の強化や腸内環境を整えることで改善が見られることなどが書かれています。

そしてもうひとつ、これは大事だなと思ったのが、日本人はもともと欧米人と比べて「乳糖不耐症」の人が多いので(これは牛乳を飲む習慣がなかったから)、欧米ではGFを重要視してCFはあまり気にしないけれども、日本人はGFとCF両方が必要だということ。
それから、欧米のグルテンフリーでは小麦の代わりに米を食べるのはOKだが、日本人の場合はもともと「糖質過多」で「低血糖症」になりやすいので、安易に米ならいいという訳にはいかない、ということ。

それではどうすればいいのか?
日本人の場合は「糖質制限」が一番いいのではないか、ということでした。


糖質制限については、カテゴリーを作っていろいろ書いてありますので、ぜひそちらも合わせてお読みください。

そこでは砂糖の代わりに人工甘味料をお勧めしているのですが、それも腸内フローラを乱すらしいので、使わない方がいいそうです。
そうか・・やっぱり甘い物は駄目なのか・・。
本では天然の甘味料(エリスリトール、キシリトール、ステビア)には言及してないので、もう少し調べて分かったらお知らせしますね!

ともあれ、新しい知見が書かれた本ですので、気になる方はぜひ読んで参考にしてください!

こんなにも恐ろしい抗生物質

1月の後半に、副鼻腔炎になりました。
あまりの具合の悪さに耳鼻科に行きました。
レントゲンを撮って「ああ、白くなってる。炎症がだいぶありますね。」ということで、抗生物質を処方されました。

私は抗生剤を3日飲むとてきめんに「お腹ピーピー」になります。
今回もそうでした。
いつもは3日飲めばだいたい治るのに、今回は駄目でした。
お腹は下る、顔は痛い、熱は出る。
副鼻腔炎は苦しいものだなあ~、もうだめだ~、ということで再び病院に行って
「顔に針をさして洗い流すのをやってください!」と先生にお願いしました。
19年前に副鼻腔炎になったときに、それをやってもらったらすぐに良くなったからです。
ところが、先生は「今はもうそれはやってないんだよ。しょうがない、点滴しよう。」
点滴してもらって家に帰ったら、大分楽になりました。
そんなこんなで、10日くらい抗生剤を飲みました。
炎症は治まってきましたが、胃腸はもうぼろぼろです
3週間分の薬を貰っていたのですが、決心して止めました。
抗生剤はしっかり飲まないと耐性菌ができる、と言われます。それも怖かったのですが、「これでは治るための栄養も吸収できないわ~」と思ったので。
栄養療法を実践しているのだから、と思って、アドバイスをもらって、粘膜を再生するために、たんぱく質(これは胃腸の調子が悪いので、プロテインで摂りました)、亜鉛、ビタミンAを多めに摂りました。
薬を飲んでいる時は肝臓に負担がかかるので、ビタミンBもたくさん必要になります。
そして、壊滅状態になった腸内フローラ・・・ごめんなさい、ごめんなさい!
これを再構築するために、ヨーグルト、味噌汁1日2回、納豆1日2パック、をせっせと食べました。
ようやく薬を止めて5日目くらいから、お腹の調子も上向いてきましたが、まだまだ「ごろごろ、ぎゅー」と文句を言っています。

私はあまりお腹が丈夫ではないので、こんなことになるのかなあ、とは思うのですが、(夫などはいくら薬を飲んでもなんともないって言います)子どもさんなどは、どうなんでしょう?
今日読んだ『2週間で体が変わる グルテンフリー健康法』という本には、2週間抗生剤を飲んだらADHDと診断されてしまうような状態になった子どもの話が載っておりました。

私自身も抗生剤を「飲むべきか、飲まざるべきか?」と葛藤して、でも飲まないわけにはいかなくて飲んだわけです。
ましてや子どもが熱を出して苦しんでいたら、親としては飲ませないわけにはいきませんね。
それでも、それでも、抗生物質は恐ろしいものです。
どうやって付き合っていったらいいものか、とても難しい問題です。

それでも一番大事なものは食事です!

前回は食事以外にやるといいと思われることをいろいろ書いてみました。

それでも、一番大事なもの、それは食事=いかに栄養を摂るか、いかに害のある食べ物を避けるか、だと思います。
なぜなら、脳の機能を高めるために運動や療育をするにしても、脳の神経組織を作る栄養や機能を高める栄養が無かったら、それは材料が何もないところで建物を作ることと同じだからです。
それと同時に脳の機能を損なうものを食べ続けていたら、建物を作りながら、その反対側で壊していることと同じだからです。


発達障害の子どもさんは療育をするように勧められますが、栄養を入れることで療育の効果がぐんと上がると思います。
投薬を受けている子どもさんも多くいらっしゃいます。投薬はすぐにはっきりとした効果が出ます。
だから、投薬を続けたほうがいいと思われるでしょうが、これはあくまでも「対症療法」だということを忘れないでください。
薬が効いている間は落ち着いていられますが、効果が切れてしまえば元の状態に戻ります。
薬には症状を改善するチカラはありません。

発達障害は様々な要因が重なり合って起こるために、改善の道すじが見えにくく、難しいと感じることが多くあります。
それでも、様々な研究や試みが世界中で続けられて、少しずつジグソーパズルのピースを組み合わせていくように、全体像が見えるようになってきています。
私も今回ブログに書くためにいろいろな本を読んだり、インターネットで調べたりしました。
以前に買って斜め読みしていた本をじっくりと読み直したりしました。
そうすると、共通して指摘されていることや、気が付かなかった内容のつながりに気づくことができました。

そして、何より励まされたもの。それは「自分で考えて、自分の責任において新しい治療にトライしているお母さんたちのブログ」でした。
そのお母さんたちは本を読み、調べ、自分で考えていました。
栄養療法をやっている医院を見つけて検査や指導を受けている方もいますし、海外に暮らしてよい医療機関がない中でも自分で模索しながら、子どもさんを改善させています。

これから、そういったブログとリンクを張って交流していきたいと思っています。
ちょっと時間がかかりそう・・・ですが、どうぞお待ちください!

発達障害 食事以外のこと

発達障害の子どもさんの食事についていろいろ書いてきましたが、食事以外に気をつけるといいことがあります。

①身の周りから化学物質を取り除く。
 食べ物だけでなく、身の周りにはいろいろな化学物質があふれています。
 合成洗剤、シャンプーやリンス、床に塗るワックス、消臭剤、香料、農薬・・・。
 新しいおうちでは塗料や接着剤などから出る化学物質で「シックハウス症候群」になる人もいます。
 すべてを取り除くのはとても難しいですが、子どもさんの様子をよく観察して、「これをすると様子がおかしくなる」ことがないかどうか見てください。
 うちの子どもは「ホームセンター」「靴屋」「安い衣料品を扱う店」が三大駄目なものでした。
 しばらくいると頭が痛くなるのだそうです。
 小さい子どもさんだと、口ではうまく言えないので、なんだかぐずぐず言い出すとか、機嫌が悪くなるといったことがありますね。

②機械音を避ける
 これもよく言われることですが、テレビやラジオ、ゲーム機などの機械音を減らすと、症状が良くなることがあるそうです。
 おじいちゃんやおばあちゃんが一緒に住んでいたり、だんなさんがDVD見るのが好き、などいろいろ事情があるかと思います。
 一時のことでもありますし、ここはよく話し合って、子どもが寝てから小さな音で、というような工夫をしてみてはどうでしょう?

③ゲームやテレビに子守をさせない。
 発達障害の子どもたちは、ゲーム大好きな子が多いです。
 のめりこんで、時間を決めてもなかなか止められない、ということが多くあります。
 これはいずれ家庭争議の元になりますし、脳の発達という面から言ってもかなり問題が出てきます。
 お母さんのコントロール下にあるあいだは「体を動かす」とか「トランプなどの人と関わるゲームの楽しさ」を味わう機会を作ってください。小学校、中学校と大きくなるにつれて、友人との関わりでゲームにどっぷり、ということも起こりかねませんが、好きなスポーツがあるとか他の趣味があると、助けになるものです。

④体を動かす、脳を活性化させることを仕掛ける
 ③とも関わりがありますが、楽しくできる運動遊びをさせるといいです。脳の神経が発達するような遊びの研究をしている個人や団体もいろいろあるようです。
子どもさんにもよりますが、ピアノや演劇などが効果があった、とか、芽ばえ教室とか七田式がよかった、とか公文の教室がよかった、とかいろいろなケースがあります。
落ち着いて取り組めない子も多いので、相性を見きわめて。
お金がかかる、近くにそういう教室がない、などの場合は、いろいろな知育の道具がありますので、おうちでお母さんと遊ぶのもいいかもしれません。
休日に自然の中をゆっくり歩く、というのも十分いいと思います。
わが家は近くの里山歩きをよく楽しみました。
いずれにしても、お母さん自身もストレス発散になるようなものを考えていただけたらと思います。


良い食事

前回書きましたように、発達障害と言われる子どもさんは、食べ物に敏感にならざるを得ません。
それぞれの子どもさんで、食べてはいけないもの、食べられるもの、食べるべきもの、が違うわけです。
共通している部分で書いてみます。

良い食事
・ アレルギーのあるものを抜いたり置き換えた食事
・ 玄米や発芽玄米などを主食とする食事
・ 肉、魚、卵、野菜など、自然に近い育てられ方をしたもの
・ 酸化防止剤、人工着色料、香料、アミノ酸、発色剤などの添加物を含まないもの
・ 砂糖や人工甘味料を使わない食事
・ 炎症を抑える油を意識して摂る食事

具体的に言うと、きちんとした素材から手作りするのが安心ですよ、ということです。
豆腐や納豆などのように、長い間食べ続けられてきたものは大丈夫ですが、肉や魚などの加工品にはどんな影響を与えるか分からないものが入っていることが多いと思うのです。
市販のお惣菜もいろいろな添加物が入っていますね。材料から手作りできるものはぜひそうしてください。
市販のハンバーグではなく、ひき肉や玉ねぎから作ったものを。
野菜もできるだけ農薬の使用の少ないものがいいですね。このごろ増えている直売所などを覗いてみるといいかもしれません。

砂糖についてはカンジダ菌のエサになるので、使用しないほうがいいと思います。
低血糖症の方にはエリスリトールやアスパルテームを替わりに勧めますが、敏感な子どもさんはこういうものも良くないかもしれません。
甘いもの無しでは大変だという場合はステビアやキシリトールなどの天然の甘味料を使ってください。

油については、ω3系のアマニ油、えごま油などがいいのですが、加熱に弱く酸化しやすいので、いためものにはオリーブオイルやココナツオイルがいいと思います。ココナツオイルはカンジダ菌を殺す働きもあるそうです。
そのためには、エクストラバージンオイルをお使いください。
また、魚が食べられる子はぜひ煮たり焼いたりして食べさせてください。
嫌いでどうしても食べられない子にはサプリメントという方法もあります。
子どもが食べやすいグミタイプのものなども探せばあると思います。

前にも書きましたが、出汁やスープで煮た野菜や肉、魚などは栄養豊富でとてもいいと思います。
味噌は腸内細菌叢を整えます。お味噌汁は偉大です!
味噌を選ぶ時にも、大豆、米麹、塩で作った品質のいいものを選んでください。
だし入りと書いてあったら止めておきましょう。

夏の食欲の無い時にはスムージーなどが飲みやすいですね。
いろいろな野菜や果物をミックスして、子どもさんの飲みやすいものを作ってあげましょう。
ココナツオイルなども混ぜて飲めると一石二鳥です。

悪い食事

発達障害と言われる子どもさんには代謝の問題がある、とジュリー・マシューズさんの本や、エーミー・ヤスコさんの本に書かれています。

簡単に言えば、もともと遺伝的に酵素の機能が低下していたり、解毒機能が低かったり、免疫機能が弱かったりするところにもって来て、環境からの影響を受けて発症するのではないか、という説です。
ここでは「食事」という点に絞ってお話を進めます。
前ににも書きましたように、グルテンやカゼインといったたんぱく質をうまく消化できないことで、それが脳の機能に悪影響を与えるのだそうです。
解毒機能が弱いと、食べ物に含まれる化学物質を排出することができず、体調を崩すことになります。
また、免疫機能が弱いことで、体のあちこちに炎症が起こりやすくなります。

私事ですいませんが、2週間くらい微熱が続いて、どうも体調が悪いな~と思っていたら、いきなり鼻の両側が痛くなりました。
「これはもしかして、副鼻腔炎?」と思って、あわてて耳鼻科に行きましたら、やはりそうでした。
19年前にやったことがあるので、久々です。
熱は出る、顔は痛い、鼻水だらだら、本当にまいりました。
主婦ですから、そうそう寝てもいられず、家事をするのですが、お皿を落っことして割ってしまったり、家具にぶつかったり・・。
書かなくてはいけない書類も、ちっとも書けず・・。
しかたなく抗生剤を貰ってしばらく飲んだら、やっと少しずつ良くなってきました。
それで思ったのですが、鼻の周りにちょっとした炎症が起きるだけでも、こんなにも不調になるのだから、常に炎症を抱えているだろう子どもたちは、本当に大変だな、と。

話がそれましたが、発達障害の子どもさんの大変さを少しでも楽にしてあげるために、食事の内容に気をつけてあげてほしいと思います。

悪い食事
・アレルギーがあると思われるもの。
・添加物がたくさん入っているもの。
・悪い油脂を使っているもの。
・低血糖症を引き起こすもの。


添加物はいろいろな種類があって、これは安全だと厚生労働省が認可したものが使われている訳ですが、「クリスタル・チャイルド」と呼ばれる発達障害の子どもたちには悪影響を与えるかもしれません。
また、「アミノ酸等」「うまみ調味料」などと表示されているグルタミン酸ナトリウムは、大量に摂ると神経を興奮させるそうです。
悪い脂の代表は「トランス脂肪酸」です。自然界には存在しない脂なので、生体で代謝できないで悪影響を与えることが分かっています。マーガリンなどの人工の脂に多く含まれます。市販のケーキや菓子パン、クッキーなどにも使われています。
脂質のカテゴリにも書きましたが、ω6系の脂は炎症を促進するので、摂りすぎは危険です。むしろ飽和脂肪酸(肉などの脂)の方がいいようです。一番いいのはω3系、魚の脂ですね。
それと、栄養療法をしているお医者さんから、発達障害の子どもさんに共通して見られるのが「低血糖症」だと聞きました。
砂糖や精製された小麦粉を使ったパン、麺、白米なども注意が必要です。

それでは一体何を食べたらいいのか~?これは大変ですね~。続きは次回に。
プロフィール

poco a poco

Author:poco a poco
加賀瀬みどりです。愛知県出身の60歳です。上田に家を建てて20年近く。高校の講師を19年間続けてきました。2015年7月より上田市内で「子育てカウンセリングルーム」を開設しました。自分の家族の体験から栄養の大切さに気づき、「栄養療法」の勉強を続けてきました。この勉強はかれこれ9年になります。今までの考え方を覆すような驚きの連続でした。勉強したことを生かして、子育てに悩むお母さんがたの手助けをしたいと思っています。

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