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甘いものと心の病

相談室を開いているシェアオフィスに行ったら、同じ場所で仕事をしている若いお姉さんが、
「かがせさん!あげる!」と言ってじまん焼きをくれました。(関西では回転焼き、中部圏では大判焼きと呼ぶもの)

「ごめんねー、私甘い物食べないんだー」
「えっ、かがせさんは食べられるんだよね?」
「うーん、太るから・・・。ごめん、気持ちだけもらっておくね。」

わが家は夫がⅡ型糖尿病、長男と次女が低血糖症、長女は境界型の糖尿病という「血糖調節異常一家」であります。
唯一何も言われていないのが私なのですが、その私も夕方~夜になるとすごく糖質が食べたくなることがあるので、何かあると思っています。

私自身は甘い物を食べても調子が悪くなるわけではないのですが、いつも家族のことで「これは食べても大丈夫か?なんとも無いか?」を心配し続けていたせいか、甘い物に対して非常に警戒心が強くなって、それが定着してしまいました。
特に次女は甘い物や麺類にとても強く反応するので、油断できないのです。

甘い物や精製された糖質は心の病と深い関係があります。

心の病とまでいかなくても、「集中力がない」とか「人の注意が聞けない」とか「だらしがない」といった問題が起こる陰には、簡単に手に入る糖質の過剰摂取があると思います。

もともと、体質的に糖をうまく処理できない人が甘い物や精製された糖質をたくさん摂ると、精神状態が不安定になります。
仕事や人間関係のストレスなどがかかると「甘い物」や「お酒」が欲しくなりますね。
それでいっとき憂さ晴らしをするのですが、これらはビタミンB群を消費するので、かえって具合が悪くなります。
その上、忙しくてきちんとした食事を摂らなかったりすれば、他の栄養も不足して心の病を引き起こすきっかけとなります。
そして病院に行っても、栄養状態を調べることはなく、抗うつ薬や抗不安薬を処方されてますますこんがらがっていきます。

こういう話を見たり聞いたりしたので、甘い物を食べないんですよ、
と言うこともできず、もごもごと言い訳する、ダメな私です。



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「子どもへの虐待」に思うこと

今日の新聞に「両親から虐待を受けていた中学生が自殺。児相(児童相談所)の情報共有に不備」という新聞記事がありました。

子どもへの虐待、多いですよね。マスコミでもよく取り上げられています。
赤ちゃんや2歳、3歳くらいの子どもへの虐待など本当に心に突き刺さるというか、切ない思いになります。

ただ、「青少年の起こした残虐な事件」などとマスコミで騒ぐのですが、そういった事件の総数は実は低下しています。
一番多かったのは戦後すぐの頃で、社会も人心も荒れ果てていたんだなあと思います。
それから後は青少年の犯罪はゆっくりと減っていって、実は世界の他の国と比較してもとても少ないのです。

それと同じかどうかは分からないですが、「子どもへの虐待」が本当に増えているのかどうか。
今まで表に出てこなかったものが掘り起こされたという見方もあります。

ただ、ちょっと気になることはあります。

私が高校の教員になった20年くらい前は、生徒が何か悪いことをして、「生徒指導室」に呼び出された親子を見ていると、大体生徒はふてくされていて、お母さんは恐縮して「申し訳ありません・・・」というパターンが多かった気がします。

最近はお母さんの方がぶち切れて「うちの子だけが悪いのかよー!他のはなんで呼ばれないんだ!」と怒鳴ったり、「先生が辞めさせるために罠にはめたんだろー!」みたいなことを言うケースが多いです。逆に生徒の方が「お母さんやめてよ。」とおろおろしているんです。

年配の先生の話を聞くと、「若かった私は親御さんに育ててもらった」ということをよく言われます。
「先生、大変だけどがんばってね!」と励ましてもらったり、助けてもらったりしたそうです。
今では先生方はモンスタークレイマーにおびえています。

この変化は何だろうな?と思うことがあります。
お母さん(お父さんも)が怒りっぽく、感情的になりやすくなっている。
しかも核家族が増えているので、間に入ってくれるおじいちゃんやおばあちゃんもいない。

社会のありかたが変わってしまった、という見方もできるでしょう。

もうひとつ、食生活はどうなのかな、と私は思います。
昔は子どもの食生活が乱れて子どもが危うかった。
今はお母さん、お父さんの食生活も危うくなってしまった。・・・とは考えられないでしょうか?

血糖値の急上昇、急降下は情緒不安定に直結します。
ちょっとしたことで怒り出す、感情の起伏が激しい・・これは低血糖症の症状の一つです。
そういう人が糖質制限をして、低血糖症の治療をすると、情緒が安定してきておだやかになってきます。
そういう様子を見聞きすると、世の中のいろいろな問題の陰に「低血糖症」=「糖質の摂り過ぎ」ということがあるような気がしてならないのです。






世界ふしぎ発見・腸内細菌パワー

3月19日に放映された、世界ふしぎ発見は「腸内細菌」の話題でした。
残念ながら前回は見そびれてしまいましたが、今回は「溝口先生が取材を受けたよ」「友達が出るよ」と聞いていたので、忘れないように気合を入れて見ました。

ブルガリアのヨーグルトの話、長野県木曽地方の漬物「すんき」が花粉症に有効という話、いろいろと興味深い話題でしたね!
「すんき」は食べたことありますが、ほんとに塩をまったく使わないので、なんというか、すっぱいだけなんですね。
でも、塩も砂糖も使わないので、健康的だと思います。
全国に放映されたので、花粉症に悩む人からのオファーがすごいんじゃないか、と逆に心配するくらい。

溝口先生の「脳腸相関」の話も、初めて聞く人には「ええっ、そうなの?!」という驚きの話だと思います。
脳と腸はお互いに深く関わり合っていて、影響を与え合っていること。
腸内細菌のバランスが崩れることで「うつ病」などの心の病が引き起こされる場合があること

(もちろん、うつ病の原因がすべて腸内環境による訳ではありません。間違えないように)
友人も出てきました!テレビの取材って、局の都合でカットされたりすることが多いのですが、ちゃんと大事な点を押さえて放映されていて、とても良かったです。
抗うつ薬は効く人もいるけれども、効果がなくて副作用に苦しむ人もいるのです。原因が別にあるからです。

それから、香川県の桑島靖子先生も出演されていました!
ちょうど、桑島先生と定先生の共著『子宮を温める食べ方があった』(青春出版社)を興味深く読んだところでした。
日本人には日本の発酵食品が合っている。お母さんの出身地の麹菌が効果が高いようだ、という話も、思わず「ふむふむ」。
『子宮を温める食べ方があった』の中には、麹と水だけで作る「甘酒」のことが出ていました。(テレビでもやっていましたね)

私は毎年今頃になると、お味噌を仕込みます。
自分の家の畑で作った大豆と麹と塩で作ります。難しそうですが、味噌作りは案外失敗が少なくて、「手前味噌」という言葉もあるくらいで、そこそこ美味しくできて、自己満足に浸れます。
なので麹は身近なものでした。今度は「甘酒」に挑戦してみます。
麹は「国菌」だそうです。味噌、しょうゆ、酒など、日本の食を支えるものを作り出すものですね。
ヨーグルトもいいけれど、これからは日本の風土に根ざした菌が見直されていくような気がします。

真田丸 ちょっと内容がずれますが・・。

今年の大河ドラマは「真田丸」。
上田が舞台の本格的な戦国ドラマとなりました。
2月に講演会を開いた時に東京からいらした先生が「私、真田丸にはまってるの!」
先生を案内して「真田丸・大河ドラマ館」に行きましたら、すごい人、人、人。
びっくりです。

別のシンポジウムに行ったら、やはり東京からいらしたパネリストお二人が「上田!真田丸!」「おまけに雪降ってるし、テンションあがりました!」(雪は地元民には嬉しくないけど)
すごい人気です。もちろん上田市民の視聴率は50%越えてるらしい。
上田の人は真田さんが大好きです。
私が越してきたころ、六文銭マークがあちこちにあるので、「これは何?」と聞いたら
「真田氏の旗印で、三途の川の渡し賃が6文なのだ。」とのこと。
つまり、いつ死んでもいいですよ、というなかなか恐ろしいものなのです。

ちょっと残念なのは、上田城跡にある大河ドラマ館は人がいっぱいいるのに、街の中はそれほどでもないこと。
江戸の町並みが残る「柳町」や今は上田高校になっている「藩主屋敷跡」、「池波正太郎 真田太平記館」など、せっかく上田に来たのだから寄ってみてください。
上田駅から出ている「上田電鉄 別所線」に乗って、別所温泉に行くのもお勧め。
片道30分で別所温泉に着きます。
田んぼの真ん中をのんびり走る電車はとてもかわいいです。
その昔、電車が動かなくなると乗客みんなで押した、とか、自転車に追い越される、とか、日本一運賃が高い・・・などレジェンドに彩られた市電です。
私も初めて乗った時は「うわあ~ステキ!」と叫んだくらい、車窓の風景はのびやかです。
そうそう、アニメのサマーウォーズの始めのところにも出てきますね。
別所温泉もこじんまりした静かな温泉街で、150円~200円で入れる温泉が3つくらいありますよ。
どうぞ、足をのばして行ってみてくださいね!

サムライ学園の卒業イベントに行きました。

今日はサムライ学園という、すぐ近くにあるフリースクールに行ってきました。
前に授業参観に行ったことがあったのですが、今日は先週の日曜日に卒業した生徒たちのパネルディスカッションがあるということで、聞きに行ってきました。

この学校は「年齢制限なし」「自立するまで何年いてもいい」という学校です。
今日参加した3人の卒業生たちも、5年、4年、3年半といろいろで、年も30歳前後の人が多かったです。
一昨年サムライ学園を描いた「サムライフ」という映画がヒットして、全国から入学希望者が来るようになったそうです。
最近は通信制の高校も増えて、学校に行けない子どもたちには選択肢が増えて、よかったと思う反面、学校を出た後が心配な状況があります。
今日話を聞かせてくれた卒業生たちも「大学を出たけれど就職できずに引きこもってしまった」「大学や専門学校を中退して引きこもってしまった」という過去がありました。
そういう若者を就労できるまで育て上げてくれる場所はそう多くはありません。
サムライ学園は数少ないそういうことをしてくれる学校です。

卒業生たちはみんな「口下手」「恥ずかしがりや」「年のわりに幼い」という印象でしたが、サムガクのスタッフ達の努力で、人を信じて前に進めるようになったんだなあ、と思いました。
昔の自分と今の自分、一言で言うと? サムガクの思い出は? これからどうしたい?
決して雄弁ではないけれど、一生懸命自分の思いを語る卒業生たち。
拍手や笑いに満ちた、なごやかな会でした。

ふと、話を聞いている人達の方を見ると、20歳前後の若者たちと、老年期にさしかかるのではないかと思われるご夫婦が目立ちました。
多分、入学を考えている若者。引きこもってしまった子どもを抱えるご両親。・・・かな?と想像しました。
代表の長岡さんが、「50人くらいの希望者と面談したけれども、ここでやっていけるかどうかよく相談して、無理な人はお断りしました。それは、その人にとってここでの生活が苦痛になると気の毒だ、という判断からです。」と話されていました。
就職するまで、様々な体験を積み重ねていかないといけないので、決して平坦な道のりではないんですね・・。
それだけのエネルギーも無くした若者が多いのでしょう。

私の相談室にも、予想していたより年齢の上(高校生~20歳以上)の相談が多かったのです。
こちらは栄養というツールで体調を整えてもらいます。
元気が出たら「サムガク」へ行ってもらうといいなあ、と思いつつ帰途につきました。

高校の教員の立場で思うこと

高校の教員という立場・・・小学校や中学校と違うところといえば、教えている生徒が社会に出る時が近づいているということです。

私のように実業高校に勤めていると、昔は半分以上の生徒が、今は3分の1の生徒が、高校を卒業して仕事に就きます。
ですから、入学した時点から「社会に出てやっていけるように」教育していくのです。
具体的には「人の話が聞けるように」「自分の気持ちが伝えられるように」「同僚とうまくコミュニケーションが取れるように」という点を重視します。
進学校のように、勉強ができればいいというものでもありません。社会への出発はもうすぐです。

何年か前に「人権係り」の担当になりました。出張して小学校や中学校の先生方と会議をしました。
その時にどうしても違和感が拭えなくて、「言わなくてもいいことかなあ」と思いつつ、こんなことを言ってしまいました。

「小中の先生方は、発達障害と言われた子どもたちについて、障害だから仕方が無い、障害だからかわいそう、という見方をされているように感じたのですが、それはいかがなものでしょうか。」
「このごろの親御さんは、入試が終わって合格が決まると、学校に電話を掛けてこられます。『うちの子は発達障害で薬を飲んでいる。その薬は午後4時までしか効かないのでよろしく頼む。それから暗いところと大きな音が苦手でパニックを起こすから、その点に気をつけてほしい。部活動は演劇部を希望していて、どうしてもやりたいといっている。本人の希望なのでこちらもよろしくお願いしたい。』・・・部活が始まるのは午後4時からです。演劇部は暗いところと大きな効果音は避けて通れません。高校になると部活動に教員が付きっ切りになるわけにはいきません。私たちはどうすればいいのでしょうか?」
「高校生になれば社会に出て行くのはもうすぐです。先生方にはそういう感覚は分かりにくいとは思うのですが、障害があるからと甘やかしていては就職してからやっていけないと思うのですが、いかがなものでしょうか?」

うんと嫌な物言いだとは思ったのですが、「障害があるから」という理由でちやほやしているような感じがして。それが「違和感」の元だったと思います。

そしたら、同じテーブルで話をしていた全員がシーンとしてしまいました。
そして、「私たちでは気が付かなかったことを先生に指摘された気がします。確かにその通りだと思います。」と言われました。

社会に出るということは厳しいことです。会社はボランティアをしている訳ではないので、役に立つ人間かどうか厳しく選別します。
そういう社会の現実の前で、親御さんや教員はどうすればいいのでしょうか?



思い出話 E子さんのこと

また、思い出話をします。
ひと昔前ですが、「総合的な学習の時間」というカリキュラムがありました。
普通の授業ではなく、先生たちが考えて生徒に役立ちそうな内容の授業をする、というようなものでしたが、高校では不評でした。
1年の終わりに「何もやることがない!」という事態になることもありました。
そこで私がしゃしゃり出て「栄養の大切さについて話をしたい」と言ったところ、とても喜ばれて、3年生を3クラス一緒に、大教室で授業する、などということもありました。
そんな授業をした後で、E子さんから長いお手紙をもらいました。

先生、一年間教えていただいてありがとうございました。
先生の栄養のお話を聞いて、私はとても心に響くものがありました。
実は私、夏休みの頃に「ちょっと痩せたいな」と思って、ご飯を少ししか食べないダイエットをしたんです。
軽い気持ちで始めたのですが、だんだんと考え方までおかしくなって、普通の生活ができなくなってきました。
お母さんはとても心配していろいろ言ってくれたのですが、お母さんの言うことも心に入っていかなくなってしまいました。
朝も起きられなくなって、学校にはやっとのことで行っていましたが、友達とのやりとりが苦しくてたまりませんでした。
お母さんは泣きました。でも私はお母さんの気持ちが分かりませんでした。
いよいよ体が動かなくなって、さすがに「これではいけない」と思いました。
それでお母さんが作ってくれたご飯を食べました。
食べ物が体にしみ込むような気がしました。
少しずつご飯を食べられるようになると、体だけでなく心もしっかりと働くようになりました。
先生、食べることは生きることなんですね。
私はそのことがよくわかりました。
もうじき卒業ですが、私はこれからも食べることの大切さを忘れないで生きていきたいと思います。
先生にいいお話をしてもらって本当に良かったです。ありがとうございました!

E子さんはとても素直なやさしい子で、私はE子さんにそんな大変なことが起こっていたとは全く気が付きませんでした。
すべてが解決した後で知ったのです。
食べることは生きること
いい言葉ですね。
E子さんを救ったもの、それは泣きながら待ち続けたお母さんの愛だと思います。

薬についての知識を持とう。

前回リスパダール発達障害の子どもに処方されることになったという話をしました。
この他にもサインバルタという抗うつ薬が腰痛に適用されることになったそうです。
サインバルタはもともとSNRIというセロトニンなどに働きかける抗うつ薬なのですが、整形外科で処方されることになるわけです。
腰が痛いということで整形外科を受診すると、抗うつ薬を処方される・・・。
???ですよね。

2月25日のNHKの番組「ドクターG」で、オルメサルタン・メドキソミルという降圧剤が胃の調子を崩し、ビタミンB1欠乏症を引き起こし、それがウェルニッケ脳症を起こす、という話をしていました。
認知症とか痴呆症ではないか?と思われるような症状が、降圧剤によって引き起こされるという、びっくりぽんな話です。

その前の1月にも、同じくドクターGで「スルピリド」という胃腸薬として処方された薬が、ドーパミンの作用を遮断して、パーキンソン病の症状を起こした話をやっていました。

こういう話を見聞きすると、胃腸薬かと思っていたら、実は神経や内分泌系に作用する薬だったのか、と恐ろしくなってきます。
私たちは薬の機序や作用のことなど知らないので、お医者さんの言われるままに飲んでしまいます。
その結果、精神的や神経的に不調になったとしても、薬のせいだなんて思わないわけです。

今はネットで調べれば私たちでもいろいろと専門的なことを知ることができます。
薬を飲む時には、その薬についてしっかり調べないといけませんね。
「胃の粘膜を保護するお薬です」とか「痛みを和らげるお薬です」などという言葉を鵜呑みにすると・・大変なことになるんですね!
プロフィール

poco a poco

Author:poco a poco
加賀瀬みどりです。愛知県出身の60歳です。上田に家を建てて20年近く。高校の講師を19年間続けてきました。2015年7月より上田市内で「子育てカウンセリングルーム」を開設しました。自分の家族の体験から栄養の大切さに気づき、「栄養療法」の勉強を続けてきました。この勉強はかれこれ9年になります。今までの考え方を覆すような驚きの連続でした。勉強したことを生かして、子育てに悩むお母さんがたの手助けをしたいと思っています。

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