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子どもと私が体験したこと 1

振り返ってみると、子どもと私が栄養療法に出会って、新たな人生を歩みだしてから10年が経っています。

10年経てば、いろいろなことが時効でしょうか?

時効にしていいこと、とてもできないこと、いろいろ思うことはありますが、このブログを読んでくださる皆さんの参考になることもあるかもしれません。
思い出して書いてみようと思います。

初めに言っておきたいことは、人は自分の経験から考えたり判断したりするということです。
私たちが経験したことは、他の方が経験したこととは違うかもしれません。
ですから、私たちが考えたり判断したことがすべての人に当てはまるわけではないということを言っておきたいと思います。
その上でやはり言いたいことがあるのです。
今の私たちがあるのは、この経験をしたためだということは間違いありません。

不可解な出来事は11年前、いやもっと前から実はゆっくりと始まっていたのかもしれません。

子どもが高校に入学して、私はほっとひと安心していました。三人兄弟の三番めで、少し甘やかして育てたかなあ、と思っていましたが、本人は人懐こくてかわいい子でした。兄と姉が学んだ高校でしたので、様子もよく分かっていました。
進学校だけれども部活動も盛んで、好きなことを見つけて楽しい高校生活を送ってくれるだろうと思っていました。

入学して入った部活はじきに辞めてしまいました。「なんとなく合わない」というような理由でした。
アルバイトをしたい、というので、何もしないよりはいいかと思って、学校にお願いをしてスーパーで週2、3回働くことになりました。

2年生の修学旅行を「行きたくない」と言い出しました。これが最初に「おかしいな」と思ったできごとでした。
「クラスの子とうまくいかない」「何か言われている」と訴えるのですが、クラスには中学校から仲良しの子もいましたし、信じられませんでした。
兄や姉の時にそんなことは全くなかったし、「何を言っているのかよくわからない」と思いました。

結局、修学旅行には行かず、その後から学校を休むことが増えてきました。
朝起きられないのです。
とても体調が悪そうで、ほうっておけば夕方まで寝ていました。
夜になると元気になって、遅くまでテレビをみたり、部屋でごそごそしていました。
私は当時は何が起こっているのか分からなかったので、叱ったり説得したり、朝忙しい中を駅まで送っていったり、いろいろとやってみました。でもなかなかうまくいきませんでした。

そうこうしているうちに、欠席日数が増えてきました。
私自身が高校の教員をしていたので、これはまずい、ということはよく分かっていました。
欠席が多くなると進級できなくなるのです。
これをなんとかする方法も実は分かっていました。
病院に行って「病気である」という診断書をもらうことです。

どこの病院に行けばいいか・・・。考えた末、「心療内科」という看板を出している病院に行くことにしました。
少し遠かったのですが、土日も開いている病院を見つけて、そこに行くことにしました。

そこは心療内科とは言いながら、ばりばりの精神科だったようです。「精神科指定医」の資格を持っていました。
仮にS医院としておきます。

初めはルボックス(25mg・1日)でした。慣れるまで時間がかかるかもしれません、ということでした。
次の週はルボックス(25㎎・2回・1日)、その次の週はルボックス・ドグマチール・マイスリー、とだんだん増えていきました。

そのうち、子どもは元気になって「学校には行きたくないけれど、アルバイトはしたい。」と言い出しました。

なんだかなあ、と思いましたが、今はやりたいことをやるほうがいいだろうと思って、了承しました。
スーパーのアルバイトに加えて飲食店のアルバイトを始めました。
学校へは「自律神経失調症」という診断書を出してもらったので、少し余裕もありました。

2ヶ月くらい薬を飲むと、効きが悪くなって、薬を変更する、ということが続きました。
ルーラン・ルボックス・ドグマチール・ペンザリン・ピレチア→デパケン・ジプレキサ・パキシル・ペンザリン・ピレチア・ヒルナミン、と徐々にお薬が増えていきました。


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子どもの貧血 原因と対策

女性の貧血についていろいろ書きました。
それでは、次は「子どもの貧血」について書こうと思います。

胎児はおなかの中でお母さんの鉄を奪い取って成長します。
でも、お母さんの鉄欠乏がひどい時には、「お腹の中が居心地が悪くてだめだ」ということで、早めに出てきてしまいます。

未熟児、低出生体重児は貧血状態で生まれてきます。
このことを心に留めていただいて、鉄を添加した未熟児用のミルクを使っていただきたいと思います。
赤ちゃんがミルクを嫌がって飲まないようでしたら、母乳をあげるお母さんが食事やサプリメントで鉄を取るようにしてください。

子どもさんの貧血の原因として「牛乳貧血」というものがあります。
1~3歳くらいの幼児で、牛乳を1日400~500ml以上飲んでいる子によく見られます。
牛乳の成分のせいで腸から出血するのが原因らしいです。
牛乳はあまり早くから飲ませないほうがいいですね

母乳や乳児用のミルクは大丈夫です。

鉄欠乏は亜鉛欠乏と同時に現れやすいものです。
乳幼児のアトピーは「鉄欠乏」「亜鉛欠乏」のサインです。
また、免疫力が低下して、感染症にかかりやすくなります。

発達障害のカテゴリーで述べましたが、幼児の鉄欠乏は体だけでなく、精神発達にも影響します。
発達障害ではないか、と思われるような行動(落ち着きがない)や、状態(言葉などが遅い)が現れます。

小学校中学年~高学年になって身長が伸びたり体重が増えたりすると、貧血体質の子どもは体調不良になったり、精神的な不安定さが現れます。
成長痛といって、足やひざが痛む時も、鉄欠乏かな?と思ってください。

お医者さんに行って「鉄欠乏性貧血ですね」と言われた時は、かなりひどい貧血だと思ってください。
時に鉄の静脈注射を提案されることがあるかもしれません。
これはフリーラジカルを産生するので、後で具合が悪くなったりします。

そもそも鉄は重要な栄養素でありながら、周囲を酸化する危険な物質でもあります。

もっとも安全に鉄を採るには、たんぱく質に包まれた状態で、口から腸を経由していくことが大切なのです。
つまり、たんぱく質と結合した「ヘム鉄」(レバー・赤身の肉や魚)を食べることが一番いいのです。
腸の粘膜には鉄を貯蔵する働きがあり、必要なだけ吸収して余分は排出します。
静脈注射では、そういうコントロールができないのです。

人の体というものは本当にうまく出来ていて、本来持っている力を発揮できるようにもっていけば、問題なくやっていけるのです。



女性の鉄欠乏性貧血の自覚症状

鉄欠乏性貧血は以下のような症状が現れます。

立ちくらみ、めまい、耳鳴り
疲れやすい
顔色が悪い
風邪を引きやすい
歯ぐきからの出血
体にあざが出来やすい
頭痛、頭重
注意力低下
イライラしやすい
のどが詰まった感じ
髪の毛が抜ける
寝起きが悪い
神経過敏
むくみ
肩こり、腰痛、背部痛
下痢や便秘
吐き気
胸が痛い
動悸、息切れ
口角、口唇炎、舌がしびれる、赤くなる

この中の症状が複数当てはまる時は、「ヘム鉄」のサプリメントを飲むことでかなり改善します。
実際には「ヘム鉄」と書いてあってもほとんど入ってない場合が多いらしいのですが、非ヘム鉄であっても、ビタミンCと一緒に取ることや、お茶やコーヒーなどと一緒に飲まないことたんぱく質を多めに取ることを根気よく続けることで、少しずつ改善していくことも多いです。

また、薬剤が原因で鉄欠乏性貧血になることもあります。
ステロイドホルモン、非ステロイド性抗炎症剤、アスピリンなどを長期間飲み続けることで、消化管出血が起こり、貧血を引き起こすこともあるので、注意が必要です。

女性の場合は、月経が重いことや、子宮筋腫があること、偏食、低栄養などが原因になることがあります。
また、出産後は貧血症状が出やすく、産後うつや体調不良に苦しんだりします。
激しいスポーツをしている女性も貧血になりやすいので、栄養素の補給が大切になります。

前に書いたような症状に悩んでいたら、「鉄欠乏性貧血」かもしれない、と思って対応(食事の改善・サプリメントの利用)していただけたら生活全般が楽になると思います。

なかなか難しい・・・

たまたま知人の女性(40代)に健康の相談を受けました。
彼女は若い頃、うつ病になりましたが、本当に幸いなことにお薬をうまく止められて、今は元気にお仕事をしています。

でも、疲れが溜まって困るんです、ということでした。

以前、人間ドックの血液検査のデータを見せてもらったところ、たんぱく質が足りなくて、貧血気味だなあ、と思ったので、たんぱく質を多めにして、ヘム鉄のサプリメントを飲んでみてはどうですか?と勧めたことがありました。

彼女は「飲んでみたけど、胃が重苦しくて。これは今の私には必要ないものだ、と感じたので飲むのを止めました。」
とのこと。

「たんぱく質も重たいもの(肉類)だともたれるし、たくさん食べられないし。でも太るのよね~。年を取るとしょうがないのかしら・・」

あまり、効果の期待できない相談結果となってしまいました。

夜、栄養カウンセラーをしている子どもから電話がありました。
ついでに今日の話をしてみたら

「そういう人は多いね~。女の人は自分の体への感覚が鋭いのはいいんだけど、それだけで判断するとよくないね。
だいたいたんぱく質が食べられなくて、代わりに何を食べるかって言えば、糖質なんだよね。
だから太るんだよ。
食べやすいもの、好きなものばかり食べてちゃだめなんだよ!

と、私が怒られてしまいました(´・Д・)」。

たんぱく質というものは、体にとって絶対に必要なものなのですが、そういう意識を持っていないと、ついつい足りなくなる栄養素でもあります。
また、消化吸収に手間がかかったり、アレルゲンになりやすいものです。

多くの女性は彼女のようにたんぱく質を避けてしまいがちですね。
どうしたら良質のたんぱく質を充分取れるのか、をいつも考えていないといけないのですが・・。


生理が来るとすべてが終わってしまう。

このタイトルはPoco a Pocoに相談に来た高校生の女の子が言った言葉です。

「これをやってみよう、とか思って始めるんだけど、生理が来るとすべてが終わってしまうんです。できなくなってしまうんです。」

彼女は中学校の頃から体調の悪さに悩んでいましたが、原因は精神的なものだと思っていたようです。
クラス替えがあって、仲のいい友達と違うクラスになったからだめだった。
クラブも楽しくできるかと思ったけれど、人間関係でだめだった。

いろいろ話しているうちに、生理が重くて、という話が出てきました。

女性は12歳~頃から生理が始まります。同じ時期に体が大きくなるので、もともと鉄が十分ではない人は、まかないきれなくなります。
また、「やせているのがかっこいい」という考え方が小学生くらいから形成されるようで、思春期の不安定な気持ちと一緒になって、食事をきちんと取らなくなったりします。

相談室に来た彼女もほとんど食事らしい食事を取っていませんでした。

そうなると、胃や腸の消化吸収の力も衰えてしまいます。
粘膜を作る栄養もないし、胃液も消化酵素も作れなくなりますね。
そこへ肉などを食べようものなら「胃もたれ」「受け付けなくて吐く」などの症状が出ます。
こうなると悪循環です。

彼女には、「ちゃんと食事をしないと大変なことになるんだよ。」ということを、丁寧に話して聞かせました。

「そうなんだ。栄養って大切なんだね。」
(なんて素直な子でしょう!)
お母さんには「まず喉を通るものから、少しずつ食べさせてあげてくださいね。」とお願いしました。
お母さんは、病院に行ってお薬を飲めばなんとかなると思っていたようですが、まずは栄養を取りましょう、とお話しました。

最近聞いたら、なんとか進級できたそうです。

まだまだ回復には時間がかかりそうですが、少しずつでも諦めないで取り組んでほしいと思います。




フェリチンを調べよう。

前回、女性の貧血が見逃されやすいことと、フェリチンを調べるといいということを書きました。

フェリチン(貯蔵鉄)は、普通の健康診断のための血液検査では項目に入っていません。
でも、お願いすれば、調べてくれる医療機関が多いようです。

「なんで調べたいのですか?」と聞かれたら「貧血のような気がするので、念のために。」などと言えばいいのです。
料金が少し高くなりますが、そうたいしたことではありません。

検査をして結果が来ます。多くの方は「異常ありませんね。」と言われます。
なぜかというと、フェリチンの基準値はとても幅が広くて、例えば私の手元にある検査報告書には、18.6~261(ng/ml)と書かれています。
だからたいていの人は基準値の中に入ってしまいます。
これが問題なんですね。

うちの子どもは、激しい体調不良と精神的不安定で引きこもりになりました。
初めて新宿の溝口クリニックで検査した時、フェリチンは「9」でした。
おお、一桁かあ!これは辛いだろう、と先生に言われました。

これが治療のおかげで2年かけてじりじりと上がっていきました。
フェリチン値が40~50くらいに上がると、かなり普通の生活ができるようになりました。
私もついでに調べてもらうと、30くらいでした。
普通に生活していましたが、風邪を引きやすいことと、月経前症候群(更年期のはじまり)が悩みの種でした。
子どもと一緒にヘム鉄のサプリメントを取りましたら、風邪を引かなくなりました。そして月経の前もかなり楽になりました。

鉄欠乏性の貧血は時間をかけてゆっくりと進行するので、体がその状況に適応しています。
だから、その人自身は「特にどうってことはない」と思っています。
でも、長い間そういう状態が続くと、どこかで無理が重なっていきます。
心臓は薄い血液を一生懸命循環させるので、心肥大が見られることもあります。
更年期に重い症状が出るのも、鉄欠乏のせいです。

これから妊娠、出産の可能性のある女性は、フェリチン値80を目指すべきです。
もっと年を取った方も、40~50くらいあったほうが、生活の質が上がります。

貧血は万病の元。次回はそんなお話をしましょう。

女性の不調の陰には貧血あり。

疲れやすい、風邪を引きやすい、頭痛や肩こりに悩んでいる、生理前になるとイライラして仕事にならない、いつも手足が冷たい、夏には夏バテ、冬は冬で体調を崩す・・・。
こういう人は多いのではないでしょうか?

実は多くの女性(特に生理のある女性)は「鉄欠乏性貧血」の状態にあります。

私が相談を受けた方たちも、ほとんどすべての女性に「これは貧血ですよ。」とお伝えしました。

ところが、「私は貧血ではありません。」と言われる方がけっこう多いのです。
これはどういうことでしょうか?

病院や健診で血液検査をすると貧血の検査項目である「ヘモグロビン」が12あるから。

「貧血」のカテゴリーでも書きましたように、血液中で酸素を運ぶ働きをしているヘモグロビンが足りなくなると、貯蔵鉄フェリチンが貯金を取り崩すようにして使われていきます。
だから、ヘモグロビンの値は貯金がすっかり無くなるぎりぎりまで下がりません。
ヘモグロビン12という数字は、かなり鉄欠乏が進んだ状態なのです。
10以下などという人は、「大丈夫ですか?」と聞きたくなります。

それから、ヘモグロビンが14くらいある、というケースもあります。
この数字なら、十分鉄が足りていることになります。でも不調がある、という場合は・・

総タンパクの値や、総コレステロール値、それから尿素窒素などの値を見てみます。
これらは栄養状態の指標です。
特にたんぱく質を必要な量取っているかどうかが分かります。

たんぱく質が足りないと、血液が濃縮されてヘモグロビン値が高く出ます。


「血液が濃いですね」などと言われて喜んでいてはいけません。
たんぱく質が足りなくてそうなっているのですから。

生理のある年代の女性はちょっと油断すると貧血になります。
毎月毎月、生理のために鉄を失うからです。

また、子宮筋腫などがあると、かなり重篤な貧血になってしまいます。
スポーツをしていて健康そうな人も、運動によって鉄を失います。
スポーツ選手に生理不順や無月経が結構多いそうです。

初めに書いたような、女性に多い「あるある」症状も、甲状腺疾患などの女性に多い病気も、不妊症やうつ病なども、その陰には「潜在性鉄欠乏症」があるのです。
自分が貧血かどうか、はフェリチンを調べることではっきり分かります。
フェリチンの値をどう読むか、次回お話しましょう。



女性の健康のサポートいたします!

Poco a Pocoでは四月より、女性と子どもの栄養サポートをすることになりました。

もともと私は、自分の子どもの病気(低血糖症)から分子栄養学の勉強を始めました。
ですので、興味が強い領域はやはり「子どもの精神的な問題」です。

ただ、この1年、相談室を開いてみて思ったことは、子どもの問題を話し合っているとお母さんの問題(体調不良や精神疾患)が出てくる、という事実です。
お母さんの健康と子どもさんの健康はリンクしているんですね。

前に「貧血」」のところで書いたと思いますが、お母さんの貧血が胎児に影響を及ぼして、産まれてからのことに関わっている。
これは恐ろしいほどにリアルな現実です。

発達障害と判定された子どもさんのお母さんが、うつ病であったり、自己免疫疾患であったり、なんらかの病気を持っているんですね。
それをなんとかしないと、先へ進めなくなってしまうのね・・。

そもそも私は分子栄養学の勉強をして、老若男女すべての人についての栄養の勉強をしたはずなんですが、あまりに広範囲すぎて、「これ、無理でしょ。私も年だし、やることを絞ったほうが効果的なのでは?」と考えて、子どもの問題に絞ってみたんです。

でも、実際にはお母さんの問題や、これからお母さんになるだろう人たちの問題がいろいろ出てきました。

本当に女性はいろいろなものを背負ってしまいます。
昔みたいに、子どもを産んで育てて人生が終わる、というようなことは現在ではあまり多くはありません。
子どもを育てながら、仕事も家事もこなさなくてはなりません。

「一億総活躍社会」などと言われて、表舞台に引き出される女性たちですが、その健康状態はいかがなものでしょうか?
子育てと仕事に疲れ果ててよれよれになっていなければいいのですが・・・。

そんなわけで、独身からお母さんまで、女性の健康についてもサポートしていきたいと思っております。
これから、女性の健康について、しばらく語りたいと思います。

「小さき声のカノン」を見ました。

今日は近所の公民館で「小さき声のカノン」という映画の上映会があったので、行ってきました。

正直なところ、動員に近い感じで行ったのですが、これが良かった。いい内容でした。
思わず涙が出てしまった。
子育ての原点、のようなものを感じました。母の思い、でしょうか。

内容は福島の原発事故の後、他所へ避難するか、残るか、それぞれの家庭で選択を迫られた、その後のことです。

逃げず(いろいろな事情で逃げられず)に残ったお母さん達が、子どもを被爆から守るために協力しあっている姿にじんときました。
みなさん普通のお母さんたちです。
政治的にどうこうという人達ではありません。
それが、声をあげようとすると「神経質だ」「考え方がおかしい」と言われたりするのが、せつないです。
子どもが鼻血を出した、足が痛いと言った、下痢が続く・・・これは本当に起こることだそうで、映画の後で鎌仲監督が、まず放射能によって粘膜がやられると言ってました。
でもそれを、気のせいとか考えすぎ、とか言われる。
母親には分かることがあるんです。それを、社会の都合でないことにしようとする・・・。

そして、一番こたえたのは・・・ベラルーシに取材に行った監督が、政府の役人にインタビューした時、その役人が
「定期的に甲状腺や全身の検査をして、危険な時は手術などの対応をする、それをずっと続けていく、このシステムを作ってくれたのは日本からボランティアで来てくれた人達だ。日本人から質問を受けるとは思わなかった。」

松本市長の菅谷さんは当時医師としてベラルーシで活動しておられました。
ベラルーシの政府は彼らの意見を聞いて30年たった今も、チェルノブイリの事故後に生まれた子どもも含めてずっと検査を続けているそうです。
菅谷さんはインタビューに答えて、「せめて子どもと妊婦だけでも福島から疎開させるべきだった」と言っておられます。

日本政府は彼らの言葉には耳を傾けなかったのです。

ベラルーシでは「保養」と言って、定期的に遠くの環境のいい場所に子どもたちを連れていって、安心な食べ物と安心な環境の中で体を動かす、という活動を国を挙げてやっているそうです。
日本で受け入れていた団体が、今は福島の子どもたちを受け入れています。
でも日本ではすべてボランティアまかせだそうです。

これでいいのか・・・。

私の尊敬する年上の友人(もう90歳を越えています)はいつも「子どもは未来だ。」と言って、子どもたちを大切にしておられました。
私たちは、私たちの国の未来をどうするんだろう。
すごく不安ですね。

でも、国がやらないなら、私たちができることをやればいい、と映画の中のお母さんたちは行動を始めています。
本当に、母は強い!
プロフィール

poco a poco

Author:poco a poco
加賀瀬みどりです。愛知県出身の60歳です。上田に家を建てて20年近く。高校の講師を19年間続けてきました。2015年7月より上田市内で「子育てカウンセリングルーム」を開設しました。自分の家族の体験から栄養の大切さに気づき、「栄養療法」の勉強を続けてきました。この勉強はかれこれ9年になります。今までの考え方を覆すような驚きの連続でした。勉強したことを生かして、子育てに悩むお母さんがたの手助けをしたいと思っています。

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