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ビタミンDの働き

近年、ビタミンDの働きが解明されてきて、ヒトの体内で多くの働きをすることが分かってきました。

先ずはカルシウムの代謝や吸収に関わるということです。
腸管でのカルシウムの吸収を促進し、腎臓でのカルシウムの再吸収にも関わっていることが分かってきました。
骨粗鬆症の予防のために、カルシウムを摂ることが勧められていますが、体内での吸収促進のためにはビタミンDそしてカルシウムのブラザーイオンであるマグネシウムの働きも重要なのです。

栄養素は単独で働くことはなく、常に組み合わせの中で働きます。
カルシウムのことを考えるのであれば、ビタミンD、カルシウム、マグネシウムという栄養素を一緒に摂らなくてはなりません。

この他にも、ビタミンDは悪性腫瘍の増殖を抑制する働きがあることが知られています。
分かりやすく言うと、がん細胞の働きを抑制するということです。
特にホルモン依存性のがんへの効果が期待されています。
ホルモン依存性というと、乳がんなどがそうですが、近年増加傾向にある若い人の乳がんには、もしかしたらビタミンDの不足が関係しているかもしれませんね。

この他にも、高血圧の治療や、糖尿病の治療にも使えるかもしれない、ということが分かってきています。

ビタミンDは肉類にはあまり含まれず、魚やきのこなどに多く含まれます。
食事から摂るのであれば、そういうものを意識して食べることが大切です。
サプリメントから摂るのであれば、「活性型のビタミンD」をカルシウムやマグネシウムと組み合わせて摂ることをお勧めします。

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ビタミンD欠乏症のこと

テレビ欄を見ていたら、久しぶりにNHKの番組「ドクターG」が始まったことを知りました。

以前にも書いたのですが、私は「ドクターG」が好きで、よく見ていました。
最近やらないなあ、と残念に思っていたので、早速見ました。

いつもと同じように、まず症例から見ていきます。

31歳の女性、アパレルの店長になるが、体調不良になる。

いつも疲れている感じがする。
重い荷物を持って階段を上るのが辛い。
腕や足が上がらない、力が入らない感じ。
店員との人間関係が難しく、怒りで声が出なくなったことがある。
結婚を控えているが、つまらないことでイライラして彼氏とうまくいかない。
ともかく、一番の主訴は「いつも疲れている」。

これだけ見ると、「ストレスによる疲労」と思われそうですが、
少しずつ掘り下げていって、女性に多い「自己免疫疾患」ではないか、というところまでいきます。

私も一緒になって推理して、「やっぱり自己免疫疾患かな~」と思ってきました。

ところがどっこい、ドクターGは患者さんの歩き方や、胸部を診察して肋骨のあたりに痛みがあることに気付きます。

「これは骨の病気です。」


ドクターGは彼女の生活習慣(ほとんど外に出ない、外に出る時は日焼けしないようにきびしくガード)や、食事の傾向から「ビタミンD欠乏症」を疑います。

そして、体内のビタミンDを測定して、欠乏症と特定します。

ビタミンDは太陽光線を浴びることで、体内で合成されるビタミンです。

赤ちゃんを日光に当てないとビタミンDが不足して、「くる病」という骨が変形する病気になるということを多くの人はご存知だと思います。

ところが今は、大人が「くる病」になるんですね。

番組の中でも、「太陽光を浴びると皮膚がんになるのではないか」という意見が出ていました。
ドクターGは、「長時間日光を浴びなくても、15分~30分くらい、手のひらだけでもいいんです」と言っておられました。

私は、がんの心配と言うよりも「美白追求」があるんじゃないかな、と思いました。

だって彼女はアパレル業界の人で、おしゃれに綺麗にしていないといけません。
日焼けなんてとんでもないことです。

実際、最近の女性の「日光に当たらない」ための努力ってすごいものがあります。
日焼け止めをバッチリ塗って、帽子にマフラー、マスクにサングラス。おまけに手袋。

先日も郵便局まで歩いて行ったら、すれ違った人に「あら、こんにちは」と声を掛けられましたが、だれだか分かりません。
目しか出てないんですもん。

じーっと見たら、近所の奥さんでした。
ウォーキングしているんだそうですけど、がっちりガードしているので、ほとんど「ミイラか!」という感じでした。

以前はビタミンD欠乏症というと、「夜のお仕事」の方がなりやすいと聞いたことがありますが、今では多くの人がなる病気かもしれませんね。

あともう少し、TVの内容に付け足したいと思ったのは、
ビタミンDは太陽の光を浴びると、体内のコレステロールを原料にして作られる、ということです。

番組の中では、彼女が「きのこ料理と魚料理が苦手」という点を指摘して、「この食材にはビタミンDが多く含まれています」という話でした。

それもそうなのですが、体内のコレステロール値が低いと合成される量も少なくなるのではないでしょうか。

番組の中で、彼氏が「野菜と豆腐ばっかりじゃあ、ちょっと・・・」みたいなことを言って、ケンカになるシーンがありました。
結婚式のためにダイエットをしているそうです。

こんな女性もいっぱいいるでしょうね。

コレステロールの材料になるような、タンパク質や脂質はダイエットの大敵ですからね・・・。

こうしてみると、「女性のビタミンD欠乏症」は実はかなり多くなっているのではないでしょうか?


プロフィール

poco a poco

Author:poco a poco
加賀瀬みどりです。愛知県出身の60歳です。上田に家を建てて20年近く。高校の講師を19年間続けてきました。2015年7月より上田市内で「子育てカウンセリングルーム」を開設しました。自分の家族の体験から栄養の大切さに気づき、「栄養療法」の勉強を続けてきました。この勉強はかれこれ9年になります。今までの考え方を覆すような驚きの連続でした。勉強したことを生かして、子育てに悩むお母さんがたの手助けをしたいと思っています。

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