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発達障がいについての勉強会に行きました。その2

本田先生の出会った子どもたちの中でも比較的適応の良いケースです。
こだわりの強さや空気の読めなさ、興味の限定などの自閉症スペクトラムの特徴があるけれども、学校を出て就労し、職場でもうまく溶け込んで働いている人がいるそうです。

そういうケースと育ち方には関係があるそうで、4つの育ち方についてお話を聞きました。

1 特性特異的教育タイプ
2 放任タイプ
3 過剰訓練タイプ
4 自主性過尊重タイプ

の4つです。

1つ目の特性特異的教育タイプというのは

・ 個々の発達特性に応じて必要な課題
・ 本人が興味をもって取り組める手法
・ 少しの努力で短期間に達成可能な目標設定
・ 他者に気軽に相談できる環境の提供

という環境で育ってその結果
・ 真面目で安定した性格
・ 得意領域が伸びている
・ 苦手領域にそれほど強い苦手意識はない
・ 進路について自分で調べ、人に相談できる

というような状態になります。つまり、社会に出て行くには一番いい状態ですね。
付け加えると、興味のあることを伸ばすことによって苦手な部分をカバーできるようになるそうです。

2番目の放任タイプはどうかというと

・ 発達特性に対する理解が全く得られない環境
  普通の子育て、教育環境
  子どもがネグレクトされている環境
・ 場当たり的な対応になりがち
・ 様々な形で周囲と軋轢
 補足・・・ネグレクトというのは、ただ口でワアーと言っても理解できないので、結果ネグレクトと同じことになる、ということだそうです。

こういう環境で育って、その結果
・ 不安と他者への猜疑心が強い
・ 情緒不安定、他罰的、攻撃的
・ さまざまな精神症状の併発
・ 将来について無関心、見通しがない

という状態になるそうです。

3つ目の過剰訓練タイプ

・ 発達特性を周囲が否定
・ 苦手領域の克服のため、本人に過重な課題を与える
・ 本人が好きなことや得意なことは認めない

すると、どうなるかと言うと
・ ストレスがかかることを避ける
・ 無気力、無関心
・ 就労することが怖い、自信が無い

という結果になるそうです。
本田先生によりますと、こういうケースがとても多いそうで、苦手を無理にやらせて自信喪失してしまうのだとか。
そしてストレスにとても弱くなってしまうそうです。

4つ目の自主性過尊重タイプはというと

・ 支援者が本人のストレス軽減だけを重視する
・ なんの教示もせず、すべて本人の意志にまかせる
・ 学校の成績が優秀なケースなどに多い
補足・・・このケースは実は我が国の教育システムにぴったり合ってしまって、勉強だけはできるけれど、それ以外のこと(友達付き合いとか実務的な能力とか)が欠落してしまうのだそうです。
そういう環境で育つと

・ 好きなこと以外は全くやりたくない
・ 「仕事をやってやる」という傲慢な態度
・ 実用的な能力に乏しい
・ 目前の問題は回避できるが、どこかで齟齬が生じて本人の混乱がかえって強くなる

このケースは勉強ができて、良い大学に行くのですが、就職してから困ってしまう、ということになるそうです。

長くなりました。次回に続きます。



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プロフィール

poco a poco

Author:poco a poco
加賀瀬みどりです。愛知県出身の60歳です。上田に家を建てて20年近く。高校の講師を19年間続けてきました。2015年7月より上田市内で「子育てカウンセリングルーム」を開設しました。自分の家族の体験から栄養の大切さに気づき、「栄養療法」の勉強を続けてきました。この勉強はかれこれ9年になります。今までの考え方を覆すような驚きの連続でした。勉強したことを生かして、子育てに悩むお母さんがたの手助けをしたいと思っています。

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